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DesignSpark PCB(PRO) Version 10.0がリリース!!このバージョンでは特にお客様から要望の多かった機能の追加やその他さまざまな便利機能を追加しています!ぜひ一度試してみてください!
*DesignSpark PCB Pro はV10.0からRSコンポーネンツのサイトで日本円で購入できるようになりました。さらに1ライセンスを複数のPC間で移動させて利用することができるようになりました。
新規ユーザーはPro V10を永久ライセンスで購入できます。また以前のPro Ver9ユーザ向けに安価なアップグレード版ライセンスも販売しています。購入リンクと価格はこちらのリンクにあります>https://www.rs-online.com/designspark/change-language/jpn?path=pcb-pro-download-and-installation
DSPCBバージョン10の新機能ハイライト!!
ドリルデータをガーバファイルに出力
ドリルデータはこれまでExcellonフォーマットでしか出力できませんでしたが、ガーバフォーマットでも選べるようになりました。これにより一部のメーカーで要求されているGerber X2フォーマットでドリルデータを書きだすことができます。
Manufacturing PlotsダイアログのOutputsタブからPlot TypeのドロップダウンリストでGerberを選択した状態で新しいオプションであるDrill Dataを選択します。これは既存のプロットだけでなく新しいプロットにも適用されます。
プロット - ドリルアウトされたパッドを含む/含まない
「Manufacturing Plots」ダイアログの「Settings」タブに新しいチェックボックスが追加されました。
パッドスタイルでドリルサイズがパッドよりも大きい場合、「ドリルアウトパッド」と呼ばれる効果が発生しパッド用の銅製ランドがドリルプロセスにより完全に取り除かれます。このようなドリルアウトパッドからのパッドランドを抑制したい場合はこのチェックボックスをオフしてください。
新しい「Disconnect From Signal Nets」オプション
回路図とPCBデザインの両方で新しいコンテキストメニューオプション Disconnect from Signal Nets を選択モードで使用する事ができます。基本的には Disconnect From Net と同じことを行いますが、ネットクラスがSignalタイプのネットにのみ適用されるため、電源/グラウンド(GND)のネットは接続されたままになります。
このオプションは回路図の中でゲートを入れ替える場合に便利です。ゲートの変更後に電源とグラウンドの接続を覚えておかなくても電源とグラウンドのネットが接続されたままになります。
コンポーネント間のSMTデザインルールチェック(DRC)
スルーホール部品と裏面のSMT部品のクリアランスチェックを行う際、スルーホールコンポーネントのボトムサイドに配置形状が定義されていない場合、スペーシングチェックは接面のコンポーネント全体の境界を使用するのではなく、基板の突き出しているピンが占めるスペースに対してのみ行われるようになりました。
六角形状のパッド
利用可能なPad Shapesのリストに 正六角形 の形状が追加されました。これはPCBエディタと回路図エディタの両方で使用できます。
BOM見積り- 様々なValueでソートできる見積表
Value列のソートは実際のキャパシタなどに基づいて小さいものから大きいものへと順にソートされるようになりました。(ただし指数は未対応となります。10e-9や2.2e3のような値はソートされません。)
したがって6.8pFは4.7nFの前に来る事になります(また、100pF = 0.1nFのように絶対値も理解できます。)
DSPCB Pro Version 10の新機能トップ5
ここからはDSPCB Pro V10で実装された5つの機能を以下のビデオとテキストでも紹介します:
*ここから紹介する項目はDSPCB Pro V10の機能になります。DSPCB Proは有償版です、無償お試し期間がありますのでぜひ一度、お試ししてみてください!
1. インテリジェントデザインのバックアップ間隔
デザインのバックアップ(有効な場合)は回路図やPCBデザインを保存するたびに書き込まれます(保存されます)。新しいワークタイム(Work Time)コントロールを使用すると(デフォルトで有効です)、作業中のデザインを保存する頻度に関わらず、各バックアップの間にはある程度の作業量が必要になります。つまり、デザインのバックアップを繰り返し行う際に、ほぼ同じデザインファイルで「埋め尽くされる」ことなく、それぞれのバックアップファイルが有効なものとなり適切な量が保存されます。
2. フットプリントに図形を貼り付ける
PCBシンボル(フットプリント)エディタのToolsメニューに新しいコマンド、Apply Pasteが追加されました。これはサーマルパッドなどのペースト形状の長方形パターンの作成をサポートしています。これは今まで手作業で作成していたものを自動化させた機能ですが、このツールを使う事でよりスムーズにデザインする事ができます。
QFNなどの複雑な部品にカスタムのソルダーペーストパターンを追加する事ができます。
3. 新しいNet bar
新しいネットバーにはネット名、ネットクラス、トラックの総延長、長さの最小値/最大値、ルール、さらにはビス数やテストランド数などが動的に表示されるようになりました。前バージョンよりも効果的にカスタマイズされたバーなので、関連のある表示項目をユーザー好みで設定できます。ライブモニタリングではデザインで編集されているネットやトラックの値が即座に表示され、値により色分けされているので視覚的に判断、確認する事ができます。
4. 密集した接続パターンの簡易表示
以下に機能の要点をまとめました:
- 接続パターンが密集しているデザインである場合、ワークスペースを整理できる
- 基板側面によるネット接続のフィルタリング - トップ、ボトムまたは現在のビュー内の配線だけを表示可能
5. データへのアクセスと保存が容易
以下に機能の要点をまとめました:
- 最近使用したプロジェクト、デザイン、ライブラリのためのクリーンでシンプルなファイルブラウザ
- 開いているリストの一番上にアイテムをピンで固定し素早くアクセスできる
- プロジェクト内のすべてのファイルをZIPファイルの保存する事が可能。アーカイブや共有に便利
より詳細なDSPCB V10およびDSPCB Pro V10の新機能や改善点については添付のアップデートノートをご覧ください。
*DSPCB Proには無料お試しがあります、是非この機会にお試しください!