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自身の製品を世界に売り出すために大切なこと

もしかしてあなたは自分自身の製品をお持ちではないだろうか?その“革新的”なあなたの製品を売り出そう!あなたの製品を世界に売り出すために最後に必要なのは「法律」だ。法律には詳しくない?そうした法律の知識をあなたがお持ちでなくとも、心配せずとも大丈夫だ。Raspberry Pi財団、DesignSpark、UL(Underwriters Laboratories; 安全機関)があなたを支援しよう。市場に製品を売り出す際に、様々な法律の問題を全てカバーしよう。無駄に大きなコストがかかってしまうといった意図しない問題が発生することを防ぐためにも、今回は設計で必要な知識を簡単に学んでもらおうと思う。

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あなたを支援してくれる3つの会社

Raspberry Piはあなたも知っているだろう、世界で最も有名なイギリスのコンピュータのシリーズだ。Raspberry Pi財団とDesignSparkコミュニティには非常に強い結び付きがあり、これまで世界各国に素晴らしいイノベーション環境を提供してきた。ULはグローバルなコンプライアンスを担当する会社だ。様々なグローバル企業が世界に製品を売り出す際に手助けを行ってきた。この度、その3社が合同でRaspberry PiDesignSparkを利用している方々に法律を学んでもらうためのチームを組むことになったのだ。

技術に関する業界(実際にはそれらの業界でも)において、設計が終わったあとにコンプライアンスを考えることは実はよくある。しかし、こうした後回しによって、それまでの努力や確保していた予算では採算が取れないほどのコストを生み出してしまうことがあるのだ。場合によってはコンプライアンスを考慮しない場合や、誤解される場合もある。そうした“悲しい結果”とならないようにしたいのは皆も同じ考えだろう。

それでは、Raspberry Pi財団DesignSparkULはあなたをどうやって助けてくれるのか?

簡単に言うと、我々はあなたに理解を助けるヒントを与えることができるのだ。各社の情報については、各webサイトを参照してほしい。我々はフォーラム、セミナー、TechHubといったイベントを通してこうした場を提供できるが、最終的には電話、メールという手段も提供している。

伝えたいことは「早急に相談しよう」の一つだけだ。早すぎる相談というものはない。アドバイスは無料できるのだから、是非支援が必要な方がいれば早急に連絡を取ってみて欲しい。

 

早期の相談

なぜこんなにも「急いで」というのか?

実は、どれだけその緊急度が高いかというのは、あなたの製品で何を実現するか、どの技術を採用しているか、に依存している。

しかし、どういった製品を作る場合にも、最初から考えておく必要なことはある。ヨーロッパの例を挙げよう。ヨーロッパでは、製品を市場に売り出す際に様々な法令を遵守する必要がある。Bluetoothといった無線を介してデータを送信するセンサを持つ製品の場合、通常はEMCという電磁両立性(電磁波の影響が動作に影響しないこと)と無線機器の法令が適用される。これらの法令をクリアするためには、無線パフォーマンス(RP)、電磁適合性(EMC)、安全性(SAF)の評価を行う必要があるのだ。

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現在、市場には様々な事前承認されたモジュールや、開発キットがある。しかし、これらのデザインはあなた自身のオリジナルの製品に導入することを考えた場合、上手くマッチしない可能性が十分あるだろう。しかし、導入する際にいくつかの”事前“コンプライアンスをもたらしてくれるのだ。つまり、既にコンプライアンスをクリアしているモジュールなどを利用することで、あなた自身が面倒なテストや評価などをする必要はないということだ。しかし、もちろんあなた自身のオリジナルな電波を設計することも可能だ。この場合は自分でテスト、評価を行う必要がある。長いケーブル、センサ、ディスプレイなどを利用している場合、これらが電磁的に影響を及ぼしていないかといったEMCテストなどだ。しかし、これはあくまで“ヨーロッパ”の例にすぎない。これをグローバルに展開することを考えたとき、それぞれの国の法令を守る必要が出てくる。基本的に、各国それぞれの法令が存在しており、ヨーロッパで合格したとしても、日本では合格しない場合がある。

実は我々がもっと恐れていることがある。それらのテストに合格したとしても、次は利用する技術の「要件証明」も遵守しなければならない。これにはBluetooth資格、ZigBee認証、WiFiなどが存在する。

これは市場が要件しているに過ぎないのであるが、実質「義務」のようなものだ。

こうした煩わしさから、あなたに設計から離れてほしくないと考えているが、これは設計段階から考えるべき重要なトピックの一つだ。この「要求証明」には通常費用がかかる。この証明にかかる費用が一体何の目的であるのか、予算内に収まっているかを確認する必要がある。これによって、製品の設計の指示に直接的な影響を及ぼす可能性があるからだ。

ここまで説明したプロセスを、世の中のほとんどの製品が経てきたのだ。

下の図は、典型的な製品の設計から市場投入までのプロセスを示している。こうしたプロセスの中で、我々のようなプロの専門家チームに相談することを是非検討してほしい。

もし、より詳細について直接聞きたい方が入れば、末尾に記載している3つの会社で構成している我々のチームメンバーの連絡先からコンタクトをとってほしい。

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 それでは最後に簡単に話をまとめよう。

まとめ

  1. 早期相談!気軽にお話下さい
  2. 必要な情報を入手
  3. 採用した技術によるコストの正確な予測
  4. コンプライアンス計画の見直し
  5. 標準の更新と支援
  6. 製品の生産
  7. あなたの市場を獲得!

 

良い設計を!

 

さらにヘルプが必要な場合には以下にご連絡下さい

UL

Joe Lomako
joe.lomako@ul.com

Raspberry Pi

Roger Thornton
Compliance@raspberrypi.org

DesignSpark

Leonie Clayson
Leonie.Clayson@rs-components.com

RS DesignSpark is the go-to platform for students, makers, hobbyists and professional design engineers, providing design resources such as the award winning DesignSpark PCB and DesignSpark Mechanical CAD software. Join the community today at https://www.rs-online.com/designspark/register