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このチュートリアルの対象利用者:
DesignSpark PCB V11.0.0どんなプリント基板においても、基板の外形は必ず作成しなければなりません。このチュートリアルではArduino Unoシールドの外形データを用い、基板外形設計の基本を学んでいきます。
以下の説明では"Wayne and Layne"が作成したサンプル(Arduino board dimensions)を使用しています。
上図では、基板の外形を作成する上で必要な情報がすべて記載されています。与えられた寸法はmil(0.001インチ)です。この図と同じ寸法の基板外形を設計することを目標とします。
セットアップの手順
まず、File > New でNew Design ダイアログを表示し、”PCB design”を選択しましょう。すると、下の図のようにPCB wizardが起動されます。以降の図で、デフォルトの設定値の説明は省略します。
下図のように、Technology Fileでdefaultを、Unitsでmilを、それぞれ設定してください。
次の画面では、後の事を考慮して、Paste MaskとSolder MaskのTop Bottomにチェックを入れ、“Define Layers”を選択することをお勧めします。ここでは、2 Layer Boardを選択しました。
名前を付けて保存します。
基板の外形を作成する
以上の工程で、デフォルトの基板外形が画面に表示されている思います。
最初に、座標を設定するために、”relative origin”を設定します。下図のように基板左下で右クリックし、”Origins”から“Set Relative Origin At Item”を選択します。次に、基板の一片を選択し、Delキーでデフォルトの基板外形を削除してください。
これで、現在画面にはrelative originのみが表示された状態になりました。下図ではgridを100milに設定していますが、基板外形作成に必須な手順ではありません。
外形を作成するには、”Add Board”アイコンをクリックするか、Bキーを押してショートカットを利用します。
先ほど作成したrelative originをクリックし、外形の作成を開始すると、緑色の線がマウスポインタに従って伸びます。線の終点を決定するために、”;”キーを押してください。すると、下図のような画面が表示されるので、Xに2600,Yに0を入力してください。OKを押す前に、”Rel”にチェックが入っていることを確認しましょう。この状態では外形はまだ作成途中です。
同様にして先ほどの座標入力画面を開き、X:2600,Y:100とX:2700,Y:200を続けて入力しましょう。
以上の方法で、最初に示した基板外形の図面と一致するように座標を入力していきます。
外形が完成したら、relative originをダブルクリックします。これで外形は完成です。完成したデザインを保存しましょう。