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卓上の地球義で世界を冒険「RadioGlobe」誕生のストーリー

2020年5月、ある日の深夜のロンドン。今年10周年を迎えるDesignSparkを、どんな商品アイデアの開発でお祝いしようかと、ピザを交えて話し合っていました。そしてある男が必要だという結論に至りました。

その男の名はジュード・プレーン。彼は2014年にHack Supermanプロジェクトで我々DesignSparkと協力して以降、BBC2の番組「Big Life Fix(ビッグライフフィックス)」やチャネル4の「Great British Inventions(偉大な英国の発明)」等の出演で一般人の間でも有名なエンジニアとなりつつありました。さらに彼は香港やノルウェーなど海外での数々のクリエイティブ開発の経験を持っていました。

ジュードは、様々な問題を「機械的な観点」と「人間的な観点」の両視点から解決することに深い興味を持っています。そこで私たちは10周年記念の象徴となるプロジェクトの作成を彼に託しました。またプロジェクトの作成においては無料CADのDesignSpark MechanicalとDesignSpark PCBを使用を条件として加えました。このタスクはただ10周年を祝いたいだけでなく私たちの関係性をもっと強くしたいという本意が背景にありました。

数か月後、ジュードは私たちの期待を遥かに凌駕した作品、「DesignSpark RadioGlobe」を作成し、我々の前に表れました。これからインタビューを通じジュードの作成したRadioGlobeについてそのアイデアの起源やインスピレーション、このタスクに込められた本当の意味を探ってみたいと思います。

RadioGlobe

Q1:RadioGlobeプロジェクトは何に着想を得たのでしょうか?

ロンドンにあるウェルカムコレクションという珍品を展示する博物館があります。その博物館の「Incurably Curious(救いがたい程に探求心の塊)」というキャッチフレーズが大好きで、クリエイティブな設計者や技術者のように、目的地に直行するよりもその道中を自由に探索するような好奇心旺盛なタイプの人々のことをうまく表現している言葉だなと感じていました。そしてDesignSparkのメンバーの多くもこのタイプの人々がおおいと前々から感じていました。そこで「自由に探索」「発見欲」といったコンセプトを具現化できるものを作りたいを考えていました。

今回のDesignSparkからの「依頼」は制約らしい制約のない自由なものでしたが、とはいえ、彼らの出自(RSコンポーネンツが「Radio Spares」というラジオ用交換部品ショップとして設立された経緯)や、彼らが注目しているモノづくりの技術(CAD、3Dプリントなど)、さらにデジタル製品電子技術といった要素を加味したいと考えていました。以上を踏まえて私はあらゆるアイデアを検討し、最終的な製品アイデアを導きだしました。

RadioGlobeのロゴ

Q2:RadioGlobeプロジェクトの開発初期はどのようなものだったのですか?

まず私はRSコンポーネンツの起源とDesignSparkのコミュニティの歴史を探りました。私はよく、知っていることや調べたことをブレインダンプ(紙に思っていることを書き出す行為)します。その紙を眺めてさらに深い考えやきっかけを探すのです。これを私の中で何かが「ピン!」とくるまで繰り返します。このように少し曖昧な表現ですが、「依頼」とRSコンポーネンツとDesignSparkに関連する見えない要素を探していたのだと思います。

その要素を発見した次には試作です。私のことをよく知っている人はわかると思いますが段ボール(他の安い素材も)を沢山使います。最初の試作完成に用いた時間は30分でした。これはどんなCADデザイナーが3Dプリントのものを作成するよりも早いです。もちろんこの試作では機能的、実用的な部品を構築することはできませんでしたが、アイデアを可視化して確認する大事な要素になりました。

最終的なデザインはもう少し変化が加えられより実用的なデザインとなりました。しかし基本的な構造は初期に作成した試作機と同様です。このような経験をよくしていたのが私がダイソンに勤めていた時です。最終的な完成品の80%が最初の20%の時間で完了しており、最後の20%の製作に必要とする時間は全体の80%であったのです。

試作

Q3:ラジオをネットで聞く環境があるにも関わらず、物理的なインターフェイスを持つシステムをなぜ採用したのですか?

ツイート

このシステムの元となった「Radio Garden」の情報源を紹介してくれたのが私の友人であるデビッド・オーバーです。このきっかけには今でも感謝していますし、彼の発想によりこのプロジェクトが作成できたといっても過言ではありません。(http://radio.garden/) このシステムはカーソルを合わせるとラジオを聴できるようになっています。ですがこれは先ほども述べた通りオンライン上でのものです物理的なインターフェイスは存在していません。私は別の友人であるゲイ・ソイコクと一緒にこのことについて思いを巡らせていました。その時のツイ―ト (https://twitter.com/Jude_Pullen/status/1249002792938885122?s=20)内容はこのシステムがどれほど「深遠で空虚」であるかでした。5月になりDesignSparkからの依頼を受けて何か「つながり」があると確信しこの発想を適用したのです。

Radio.gardenのシステムを引用するうえで「見落とした」ことはWebのみであることでした。そしてこのシステムの使用が困難である理由が規模の大きさです。世界中のラジオを聴くためには世界中にアクセスできるインターフェイスが必須でありアクセスするのはもちろん、何がどこにあるのかそして好みのラジオがどこにあるのかを記憶するのは難しいです。私はここで制約条件として1.物理的なインターフェイスであること2.はるかにシンプルなものであることを挙げました。

Q4:RadioGlobeをオープンソース化することは重要な要素でしたか?

キャリブレーション機能

グローブキャリブレーション:キャリブレーション機能の開発は大変苦労しました。

開発物をオープンソースにしようと考えたのは今回が初めてではありません。批評家はオープンソース化に対して「技術者が自分のアイデアを無料提供している」と思っていることがよくあります。ですがオープンソースはコミュニティを通じて学ぶことの利点も持っています。もちろん重要な知的財産の乱用、営業秘密漏洩などを引きおこす危険性があります。アイデアが製品化されるケースもありますがこれはコミュニティを通じて学んだ進化の過程であり、たくさんの人が興味を持ち貢献する人が増えれば増えるほどより良いものになるのは事実です。後述しますが「シャザムボタン」のアイデアも私が考えたものではなくほかの人が考え提案してきてくれたものです。

またこれは規模の小さい市場の製品(ニッチな製品)です。しかしこの製品を正しく理解する人にとっては重要な製品であります。見方を変えてみるとこの製品はカジュアルな音楽ファン向けではなく何か革新的な音楽を追求する人々のための製品になりえます。

ラジオにおいて音楽は大きな要素であり魅力的です。しかしラジオの大きな要素はニュースです。ニュースは同じ現象を伝えるにしても国により報道の仕方が違い、異なった解釈が得られます。

Q5:今後Kickstarterを用いますか?

このような選択肢があるのは大変うれしいことです。しかしこのプロジェクトはニッチであり需要が少ない可能性があります。もし市場に出された場合、最初はプレミアムミュージックインターフェイスとなり額は約500ドルになるでしょう。

もちろん、会社が投資してプロジェクトの支援をしてくださるならきっと額は落ちると思います。

ピカソの名言

ここまでRadioGlobeについて紹介してきましたがその印象からかなり良い製品のように捉えられるかもしれません。しかし「完全体」という意味では「脆い」です。ピカソの名言は最初の試行を成功するための重要な要素を捉えているので気に入っていますが、RadioGlobeが同様に達成するためにはまだまだ長い道のりがあります。結論としてKickstarterはデザインをより「完全体」に近づけるための絶好の機会であると感じます。

Q6:このプロジェクトをあなた一人で作成しましたか?それともチームで行いましたか?

ソフトウェアと地球儀の結合の話し合い

プロジェクトを一人で作れたらどんなにいいことでしょう。もちろんチームで作成しました。コンセプトを思いついた後に「実現可能か」の評価をしました。ダイソン時代の教訓からこれまでにないようなことをやろうとしたときには専門家の意見に耳を傾けるだけで専門家の意見に固執する必要はないということです。

その中でドン・ロブソンはダイソン時代での多くの反逆プロジェクトを作成した「共犯」であり、確かな知性を持ち柔軟な思想家でした。私たちはタスクをすぐに細かく分解し何が大きな問題なのか、何が理解されにくいのかなど「欠点」を評価することができました。つまり私たちはプロジェクトを構成または破壊する要因がわかっていました。

ドンの考えではラジオ局の場所を座標化(数値化)してリストアップしたものと地球儀を分割し数値化したものとを結合するという考えでした。これは簡単そうに聞こえますが全くそうではありません。かなりのデバッグと苦労が想像できました。ですがドンはできると確信していました。このタスクはいつもよりも長く時間がかかりドンの本来の業務(人工呼吸器プロジェクトなど)がある中で手伝ってもらいましたが最終的に彼はプロジェクトを完成までもっていきました。ドンの粘り強さに感謝の気持ちでいっぱいです。

プロジェクトのハード面は大方私が担当していました。ハード面での難所はロータリーエンコーダーと呼ばれるコンポーネントでした。このロータリーエンコーダーを使用することにより地球儀を数値化できます。厄介だったことは十分な粒度のロータリーエンコーダーを見つけることでした。まずはそのロータリーエンコーダーをRSコンポーネンツのWebサイトで探しました。

Q7:プロジェクトの最大の難関はなんでしたか?

ロータリーエンコーダーを使用した部品の大まかな試作

ロータリーエンコーダーの選別はプロジェクトの「難所」でした。今回使用するエンコーダーは前述したように十分なインクリメントが必要でした(高分解能)。私が使用してきたほとんどのエンコーダーは20~40のインクリメントでした。それらは360度の地球儀を正しく分割しラジオ局を探すことはできません。

適当なロータリーエンコーダーを見つけることはRS Componentsの腕の見せ所でした。私たちがよくしている「Amazonで安いものを買う」のは簡単です。そしてそれらの製品は大体一般的で品質も普通なものが多いです。しかし私がこのプロジェクトで求めていたのはNASAレベルで地球を分析する能力を持ったエンコーダーでした。

いろんなエンコーダーを探しましたそしてついに完璧と思われるエンコーダーを見つけたのです。アブソリュート方式の1024パルスロータリーエンコーダーです。すぐには購入せずにBBC TwoのBig Lifeで働いている親友、ライアン・ホワイトに相談しました。

エンコーダーについてビデオチャットでの相談

ビデオチャット時の共有画面

ライアンはこのエンコーダーがプロジェクトに最適であると教えてくれました。さらにこのプロジェクトに最適であるほかの点も教えてくれました。まず、アブソリュート方式のエンコーダーであるのですべての位置にグレイコードと呼ばれる固有値が存在しています。それにより電源がオン・オフにかかわらず地球儀のどの位置をスコープしているかがわかるのです。次にSPIインターフェイスがRaspberry Piとどのような互換性があるかについても教えてくれました。

結果、このロータリーエンコーダーを搭載しプロジェクトを完成できました。

Q8: COVID-19 / Lockdownの最中でプロジェクトをどのように作成しましたか?

SNSを用いてスケッチされた初期のスケッチモデル

初期のスケッチモデル。最終バージョンではエンコーダーが反転しています。 赤い線は配線に関するWhatsApp / Slackの話し合いの結果から書かれたものです。

フリーランスの技術者になる前はLEGOで3年間テック・スカウトを経験していました。そこではインターネット環境が悪いなかでさらにホワイトボードなど書くものががない状況で話し合いをする必要がありました。これらの経験から「デジタルコミュニケーション」スキルを得ることができました。

「クイックアンドダーティー」というアプローチが効果的なことがよくあります。写真のように大胆にスケッチをつけそれを送ることもクイックアンドダーティーの一つです。COVIDによりオンライン会議プロバイダーが技術力を上げています。これは人々がより離れた場所で仕事をすることを選択しているからです。この状況を私はポジティブなこととして捉えています。人々は創造的思考をグローバルな環境で育成するようになりました。最近も仕事をするときは米国など遠く離れた場所の地域の人たちとも簡単に仕事ができるようになりました。

Q9:これまでで最も楽しい/満足した瞬間は何でしたか?

プロジェクトについての話し合い

ピート・ウッド、ドン・ロブソン、ジョイ・チョドゥリらとコード、CAD、ビルドについての話し合い

ドン、ライアン、ピートのような人々、そしてより広いDesignSparkチームと協力することが単に「素敵」だとは思いません。これは私のキャリアを通じて10年以上一貫してきたテーマでした。私の最後の年のプロジェクトはNHSの専門家と協力し、ダイソンは信じられないほどのエンジニアとマーケティング担当者がいました。もちろんLEGOもグローバルブランドでソロとパートナーシップの両方で私の視野を広げてくれた夢の会社でした。見返してみると私は常に最高のチームで活動できていました。もっと具体的に表現すると私は自分とは違った人とチームを組むのがすごく好きで、その経験での敬意、感動、好奇心および熱意が何年にもわたって私を支えてくれました。もちろんプロジェクトが素晴らしいものになるように努力はしますが、それと同等にプロジェクトによりできたコミュニティを大事にしこれからもそのコミュニティを維持できることが素晴らしいと思います。

ガントチャート

slack

基本的なガントチャートとSlackを使用して、作業を追跡し、アイデアを共有

Q10: 今回のプロジェクトから新しいスキルや知識を得られましたか?

SSHを使用してRaspberry piを操作

Raspberry piに搭載されたLEDが緑に点灯

SSH,Linux、Raspberry Piコマンドのクラッシュ

プロジェクトの一部分をテストしています。LEDの光が白でなければいけないのに緑になっています。

このプロジェクトを始めるまではRaspberry Pi上でコード使用したことはありませんでした。また実用的なレベルのLinuxについての知識は持っていませんでした。今までArduinoを広範囲に使用してきたのでRaspberry Piを「マイクロプロセッサ」、Arduinoのような「マイクロコントローラー」を動かしていました。Raspberry Piが実際にはSSHコマンドを使用することによりマウス、キーボード、モニターなしで操作できる、WiFiで制御できることをこのプロジェクトを通じて初めて知りました。

実際にこのような知識があってよかったと思うエンジニアはたくさんいると思います。Raspberry PiとArduinoを使用して複雑な処理(ラジオ局の検索や音楽の再生など)においをすることができますしモニターを必要としないので持ち運びが楽になりました。

私はたくさんのRaspberry Piの知識を、ドンとDesignSparkメンバーであるピート・ミルンの両者から急いで学びました。

ピートとのビデオチャット

Raspberry Piのターミナル

Raspberry Piと試作シールド

ピート・ミルンが私のRaspberry Pi短期集中コースを手伝い、デバッグに協力

Q11: RadioGlobeプロジェクトにおいて無料のソフトウェアはどのくらい重要でしたか?

DSMを使用した初期CADの図

分解図にDSMを使用した初期CADの図、すべてのファイルがオープンソースです

RadioGlobeはV1.0のコードで「すぐに使える」ものでしたが、チームは一日目からこれを反復して改善することに取り組んでいました。GitHubなどの最新プラットフォームはこれに最適でありたくさんの改善点が発見でき、今でも提案が寄せられています。

DesignSparkはこのアイデア(プロジェクト)において常に寛大な組織でした。このような個人の可能性に挑戦し、議論を引き起こすプロジェクトを後援する会社は稀です。彼らの「コミュニティファースト」の取り組みはこれから外部的にも内部的にも成功していくことが期待できます。

Q12: RadioGlobeの「ヒーロー」であった部品または機器はなんですか?

1024インクリメント(アブソリュート方式)ロータリーエンコーダー

コードをはんだ付けしたロータリーエンコーダー

試作機に搭載したロータリーエンコーダー

1024インクリメントアブソリュート方式ロータリーエンコーダー、Raspberry Piでも動作可能

ロータリーエンコーダー (789-9490) はこのプロジェクトを可能にするための「キー」製品でした。ギアシステムを用いれば低分解能のエンコーダーを使用することも可能ではありましたが複雑化が増し、様々なエラーを引き起こすことが予想できました。エンコーダーが見つからない場合に備えて様々なプランBを用意しましたがそれはすべて困難であり、そしてユーザー個人が開発するのが難しいものになってしまいます。

このように「適切なコンポーネント」を調達するのはとても大事であることがわかります。事前に多くの時間を有しますがプロジェクトが迅速に進みますしさらには思いもしない利点が出てくることもあります。

スレッドブラスインサート

スレッドブラスインサート 「ベストプラクティス」のプロトタイプ構造

もう一つはおかしく聞こえるかもしれませんが、スレッドブラスインサートであると考えます。私はダイソンでスレッドブラスインサートについて初めて学んだと思いますが、スレッドブラスインサートは試作において欠かせないものだと考えます。部品を結合するために部品をねじ込むだけでは3Dプリントされた穴がすり減りバラバラになります。インサートによりボルトをねじ込むための金属「ソケット」が使え、バラバラになることを防ぎます。インサートは優れたプロトタイプのR&D開発における「隠れた秘密」であると思っています。このインサートのおかげで分解、再組立てより発生するエラーも減少できました。このような一見つまらないような部品が返って大きな影響を与えることがあります。

Q13: 地球儀の角度を初期の角度から変更した理由は何ですか?

地球は23.5度傾いた状態になっています。この角度では南半球を全体的に見ることが困難でした。この点は段ボールを用いてプロトタイプを作成しているときに特に目立つ欠点でした。そこで角度を30度に調整しました。これはRadioGlobeのプロトタイプの前に座っているときに私の目線が赤道と一致していた角度です。この角度は北と南の視野角が均等に分割されていることが確認できました。

モルワイデ図法

メルカトル図法

私は小さな「違和感」を発見しそれが何を意味しているのかを考えることをします。そしてその「違和感」を劇的に変化させるのではなく、1つの視点を持ち静かに「正常」に変化させることをします。

私が学校で見た壁に貼られた「普通」の地図はイギリスがほぼ中心にありました。同様に初期のアメリカや過去の中国も自国を中心にしてマップを作っていました。このように人間の本質、性質として「ホーム(母国)」を中心に置き、そこから「他のもの」が放射状に広がるというものがあると思います。どの地図が「正しい」というわけではないと思います。人間の本質をとらえた30度という角度は見た目も機能も優れているといえます。

Q14: あなたのお気に入りのラジオ局はなんですか?

Boosh.FM

https://boosh.fm/

私がダイソン時代の4年間、ドラムンベースやダブステップをずっと聞いていました。私は開発途中にたまたまニュージーランドのBooshFMを見つけましたがそれはとても良いものであったので作業中の良いBGMになりました。

旅行中に気づいたことですがイギリスで最も優れた輸出品は音楽ではないかと思いました。音楽はファッションと同様に需要に応じて曲の値段が変動します。それにより古い音楽(安い音楽)がラジオ局で流されるというようなことが起きその古い音楽をラジオを通じて発見できます。

私はノルウェーの学生時代にハバナに行ったことがあります。そこでの音楽の影響は国を動かすほどでしたしトークラジオでの音楽の議論はとても興味深いものでした。人間は習いたての言語において難しい話や会話などで意味が理解できないことが多々あります。しかし音楽においては少しの語彙を知っていれば音楽の感情、イントネーションからその音楽の意味を理解できます。RadioGlobeはそのような音楽のインスピレーションなどから世界中で自分の好きな曲を見つけ出すことができます、加えて通常のネットサーフィンでは出会わなかったであろう音楽を見つけだすことができます。

Q15: RadioGlobeにさらに3つの機能を追加できるとしたらなんですか?

SpotifyのShazam機能

Shazam Button

これは前述したように私のアイデアではありませんがすごく良いアイデアです。知らない曲を聴いているときにこのボタンを押すことで、その音楽を識別しアプリのプレイリストに追加します。実現するには簡単ではありませんが実現可能性は十分にあります。

Spotify / LastFM - Travel Guide

Spotifyは自分の好みの音楽を見つけるのに役立ちます。現在、RadioGlobeは地図上でジョグホイールを動かして好みのステーションに移動しラジオを聞きます。これにSpotifyにある音楽のジャンル、テンポなどのアルゴリズムを組み合わせることでより強力になると考えます。簡単にこなせることではないですがシャザムボタン同様に実現可能であると思います。

Treasure Hunt / Easter Eggs

私は「マスカレード」や「レディープレイヤー1」を現代的に取り入れることが好きです。この2つの作品は「イースターエッグ」を見つけるというものであり、RadioGlobeに取り込めば地球儀を使ってイースターエッグを見つけるというとても面白いシステムができると思います。(冒険的なリスナーが見つけられる報酬はなんでしょう?)

Radioooooの画面

実は4つめの追加機能も紹介したいのですが↑これと結合することです。Radiooooo https://radiooooo.com/と同じように機能しますがいろんな年代の音楽を探すことができます。

 

息子がRadioGlobeで遊んでいる

RadioGlobeは子供心を引き出します。私の息子は数分でこのRadioGlobeのユーザーインタフェイスを使いこなし世界中のラジオ局を探索していました。どうやらラテンアメリカのダンスがお気に入りのようです。

Q16: 独自のRadioGlobeを構成したいユーザーにどんなアドバイスをしますか?

私はかなりの時間をかけて人々がモデリング、プロトタイプ、アイデアのスキルを習得するのに役立つリソースを開発しました。プロジェクトをやり遂げるために必要以上の知識を得ることはすごく楽しいことだと感じます。そのためここまでの文章など私の開発ガイドはとても長く感じてしまう人がいるかもしれません、そのような人たちには飛ばして読んでくださいとよく言います。しかし段ボールからCAD実装への道のり、好奇心からソフトウェア開発に移行する道のりがどんなものなのかを知りたい人にとって私のガイドはとても効率的に、尚且つ「オールラウンダー」で学べるものです。なので私の開発ガイドをよく読んでみてください。

最後にRadioGlobeを作成する旅がとても楽しいものでありますように!

プロジェクト詳細はこちらからCLICKING HERE.

リソースはこちらからInstructables Guide, GitHub とCADファイル(STL / DesignSpark Mechanical / Solidworks) これらはすべてオープンソースです。

認定と非営利化(同意なし)を要求するだけです。個人使用は完全無料でできます

今回のインタビューはCovid-19によりオンライン上で行われました。

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