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Pmod™ - レゴブロックみたいに電子設計!
昔 Lego™ブロックで建物模型をつくって楽しんだ方は少なくないのではないだろうか。カラフルなブロックの組み合わせというシンプルな使いやすさが、子供向けおもちゃという枠に留まらず、複雑な構造を設計するスキルを養う学習ツールとしてとても役立っていたはずだ。この手軽さを電子設計で実現しようとしているのがPmod™ モジュールだ。
"Pmod" は現実の信号、制御回路、MMIコンポーネントをユーザーのマイコンボードに取付けるための独自インタフェース規格だ。それらを Lego™のように組み合わせることで簡単にシステムを構築できるように規格されている。 学生、エンジニア、そしてメイカー達の試作開発の時間とコストを節約することができる。なお “Pmod”は米国 Digilent社,の商標だ。
既に マイクロチップ社のPICシリーズやXilinx社のFPGAボード(例えば以下のDigilent製のARTYボード)のユーザーたちはPmodシリーズを使っていただろうが、これらに加え、Arduino Uno R3とCypress PSOC でも(多少の制限はあるものの)利用できるようになったのだ。詳細はRS品番 (136-8283) を参照してほしい。テクニカルドキュメントには制限やインターフェースに関する情報などが含まれている。
Pmod規格ではピンアサインやフォームファクタ(物理的な概形情報)、通信プロトコルが定義されている。また、リファレンスマニュアル、サンプルコード、ユーザーガイド、そして技術サポートについても提供を行っており、他の半導体メーカーの開発ボード上での対応状況についても確認できる。
Pmodモジュールはアナログ信号と電力供給がデジタルコントローラーボードから分離できるよう設計されている。これらは6ピン, 8ピン, 12ピンのコネクタを介して、SPI等のシリアルプロトコルで通信できるようになってる。このように、センサーやアクチュエーターをより便利になるように配置し、繊細な信号や高出力回路を効率的に実装することができるのだ。
誰もハードウェアの開発に悩んで時間を無駄にしたくはないだろう。もしあなたが学生、もしくは個人メイカーで、何かしらのプロジェクトですぐにでも始めたい場合、また次の製品設計の予算にプレッシャーをかけられている場合は是非Pmodシリーズを試して欲しい。きっと"楽しさ"をもたらしてくれるはずだ。
しかも、今回、我々は いくつかのPmodモジュールのリファレンスデザインを作成した。これらは DesignSparkPCBで使うことができる。機能試作やプロトタイプはPmodモジュールで行い、実開発ではこれらのCADデータをカスタムして使うことができる。詳細を知りたい人やリファレンスデザインをダウンロードしたいひとは、以下のリンクを参照してほしい!
Pmod NAV Inertial Navigation Unitのリファレンスデザイン (RS注文品番: 134-6482)
Pmod Microphone Moduleのリファレンスデザイン (RS注文品番: 134-6475)
Pmod 2W Stereo Amplifierのリファレンスデザイン (RS注文品番: 134-6461)
Pmod 2-axis Joystickのリファレンスデザイン (RS注文品番: 134-6484)
Pmod OLED displayのリファレンスデザイン (RS注文品番: 134-6481)
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