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DSPCBの部品ライブラリの構造について

このチュートリアルの対象利用者:

DesignSpark PCB V11.0.0

DSPCBの部品(コンポーネント)ライブラリは拡張子「.cml」のファイルで表されます。

ライブラリに含まれるそれぞれの部品データは「コンポーネント」と呼ばれ、「回路図シンボル」と「PCBシンボル(基板シンボル)」の組み合わせで表されます。これらはそれぞれ、回路図上の部品の表示形状と、プリント基板上でのランドの配置を表すものです。

1つのコンポーネントの回路図シンボルが、複数に分かれた回路図記号で構成されることもあります。これは例えばNANDのロジックICなどのように、1つのICに複数の素子が入っていたりするためです。電源入力部が回路図上で分けられているということもあります。なお、このように分かれた1つ1つの回路図シンボルのことを「ゲート」と呼びます。

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1つのコンポーネントのPCBシンボルが複数ある場合もあります。これは、中身が同じICでパッケージが異なるものなどに対応するためです。これによって例えば、同じICのDIP とSMDのどちらのバージョンを使用するかを切り替えることができます。

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回路図シンボルやPCBシンボルの情報はコンポーネントライブラリ(.cml)の中に直接含まれている訳ではありません。これらの情報が実際に定義されているのは回路図シンボルライブラリ(.sslファイル)およびPCBシンボルライブラリ(.psl)です。コンポーネントライブラリはそれらのライブラリを呼び出す形で構成されます。

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