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このチュートリアルの対象利用者:
DesignSpark PCB V11.0.0DesignSpark PCB は、手軽にオリジナルライブラリを作成できる「Component Wizard」という機能を搭載しており、回路シンボルとフットプリントが既にライブラリに存在する場合は、とても簡単に新規コンポーネントを作成することができます。手順としては、
> 回路シンボルを選択します。
> PCBシンボル(フットプリント)を選択します。
> 回路シンボルとPCBシンボルの端子の割り当てをおこないます。
> 各種の値を設定します。
このプロセスはシンプルですぐに使用できますが、以下で詳しく説明します。 最も単純なケースでは、必要な回路図シンボルと PCB フットプリントがあれば、コンポーネント ウィザードのみが必要です。
今回は例として、以下の onsemi製 NPNトランジスタ「PN2222ABU」(RS Stock No 739-0555 )で作成してみます。
1. library managerの起動
File > LIbrary、もしくは ショートカット CTRL+L で Library Managerを起動し、Component タブを選択、中央の[Wizard...] ボタンをクリックします。
「ウィザード」ダイアログが表示されるので、重要な手順について詳しく説明します。
まず コンポーネントのTypeを選択しましょう。Typeとしては以下3つがあります。
- Normal Component: 回路記号とフットプリントの両方のデータを持っている
- PCB only Component :フットプリントのみ。回路図に表記されないピンヘッダなどの部品用
- Schematic only Component :回路記号のみ。電源やグランドや図枠など。
今回は回路図と PCB フットプリント シンボルを持つ "Normal Component" を選択します。
2. 詳細情報
コンポーネントの情報を登録します。 まず、RS Number(RS製品の商品番号)、 Compornent(コンポーネントの名前)、Package(パッケージタイプ)、Default(リファレンス名)を登録してください。次に端子の数を入力します。最後に回路記号上でのゲートの数を入力します。
(RS Numberが不明な場合は、空欄で大丈夫です。)
パッケージは以下から選択します。
3. シンボルの選択
次に回路図シンボル(回路記号)を選択します。 使用したいシンボルがどのライブラリにあるかわかっている場合は、ライブラリとシンボルを選択します。
シンボルのあるライブラリがわからない場合は以下の手順で検索します。
"Find Symbol"をクリック
部品名やピン数を入力、部品名横のドロップダウンリストで "contains(部分検索)" すると比較的見つかりやすいです。
"Find" をクリック
可能性の高いシンボルのリストが表示され、形状をプレビューできます。
シンボルが見つかったら検索画面を閉じます。
PCBシンボル(フットプリント)も同様の手順で選択します。
次に、回路シンボルとPCBシンボルでピンアサイン(端子の割り当て)を行うのですが、これは後ほどやった方が簡単なので、この時点では仮割り当てとして一時的に "Assign 1-to-1" をクリックします。
型番、メーカー名、注文番号、寸法などの値をコンポーネント プロパティに関連付けることができ、後で部品表で使用できます。自社専用のプロパティー値を設定することもできます。
最後の画面で、保存するライブラリを選択し、[Edit the component now] にチェックを入れ、[Finish] をクリックしします。
コンポーネントを完成させるための最終ステップとして、Component Editor が起動されます。
必要なピン マッピングを実行し、割り当てを視覚的に確認できるようになりました。
シンボル イメージがフル サイズで表示されない場合は、右クリックして [すべて表示] を選択してください。
4. 正式なピンアサイン
回路シンボルのピン番号は固定なので、これらを参照開始点とし、分かりやすくコンポーネントのピン番号もそれに揃えます。
また回路シンボルのピン番号に該当する端子名を入力します。これ修正はリアルタイムでプレビュー画面に反映されます。
Now update the "PCB Symbol Pad number" to match the top-down view of the footprint.
Save these by clicking the "Save" icon.
次に「PCB Symbol」「Pin Number」の各項目にカーソルをあわせ、プレビュー画面上の該当するピンをクリックしてわりあてていきます。
「保存」アイコンをクリックしてこれらを保存します。
最後に、必要に応じてコンポーネントに関連付けられた「値」を更新します。 これらはコンポーネント ウィザードで設定済みではありますが、念のため確認することをお勧めします。 ウィンドウを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
Properties ウィンドウのValues タブを開き、編集するパラメータを選択して、[Edit...] ボタンをクリックします。 値を追加できる別のウィンドウが開きます。この場合、メーカーの値として「onsemi」が追加されます。
必要に応じて他の値を編集し、[OK] をクリックして各ウィンドウを閉じ、コンポーネントを保存します。
5. オンラインからのダウンロードも
DesignSparkでは、DSPCB用部品のライブラリをオンラインライブラリから無料でダウンロードできるサービスを提供しています。ほとんどの場合、こちらから部品ライブラリを見つけ出しダウンロードした方が早い場合が多いと思います。
またライブラリになかったとしても作成を依頼できたり、類似するものをダウンロードし少し手直しした方が早いとおもわれます。
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