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米時間11月21日、ラズベリー財団は、ウルフラム・リサーチ社が提供する科学技術計算ソフト「Mathematica」とその記述言語の「Wolfram Language」の無料バンドルを発表しました。
ウルフラム・リサーチ社の「Mathematica」と「Wolfram Language」は、科学・工業・教育業界で広く使われている数式処理ソフトで、数式・シミュレーション・グラフ表示など様々な機能を持っています。インターフェースの一部が簡略化しているものの、個人・教育用であれば全機能を無料で使用することができます。
既にお持ちのラズベリーパイでも、下記コマンドでインストールできます。600MB程度の容量が必要です。
まず端末を起動し、OSのアップデートを行ってください。古いOSでは「Mathematicaパッケージはありません」とエラーがでてしまいます。
次にwolfram-engineのインストールをしてください。
パッケージのインストール可否を問われるので「y」と入力します。その後、wolfram-engineの利用規約の英文が表示されるので、カーソルを一番下まで動かし、「了解」を選択しEnterキー。これでインストール完了です。インストールには時間がかかりますので気長に待ちましょう。
使用する際は、スタートメニューの教育・教養のカテゴリにアイコンがありますが、もし見当たらない場合は /usr/bin/mathematicaから直接起動しましょう。一度起動してしまえば、次回から教育・教養欄にアイコンが出てくるはずです。
wolframがコマンドライン形式でmathematicaがGUIインターフェース形式のものとなります。正直な話、mathematicaを満足に動作させるにはRaspberry Piではスペックが足りないように感じました。起動や複雑な計算に非常に時間がかかってました。一般的なデスクトップPCの1/50~1/100程度の性能しか発揮できないというベンチマークをネット上でみかけました。
とはいえ、本来何十万円もする計算ソフトを無料利用できるということは、個人や教育関係者にとっては大きな意味を持つのではないでしょうか?Raspberry Piユーザーの方ぜひ一度インストールし、計算処理ソフトの中でも最高峰と言える「Mathematica」に触れてみてはいかがでしょうか。
以上です。