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Quick Start Guide 補足 (Japanese Raspberry Pi Users Group作成)
Quick Start Guideに記載しきれなかった日本語環境特有の諸問題、及びRaspi-configの設定項目について、重要事項を補足致します。
一番最初にRaspberry Piを起動するとRaspi-configという、Raspbianの基本的な設定を行う画面が表示されます。
1.change_timezone
これは、Raspberry Piのタイムゾーンを設定する項目です。日本時間で使う場合には、
change_timezone -> Asia -> Tokyo
を選択します。日本時間ではない場所にお住まいの方は、お住まいの場所に一番近い都市を探し、同じタイムゾーンに所属する都市をお選び下さい。
2.change_locale
Raspbianで使う、言語・文字種などを設定します。
【注意】 Quick Start Guideに沿ってRaspberry Piへ周辺機器をつなぎ、且つここでDefault locale(優先的に使用するロケール)として「ja_JP.UTF-8」や「ja_JP.EUC-JP」を選択すると、Raspi-configの設定終了後に、日本語が文字化けしてしまいます。これを回避するには、jfbtermというソフトがお薦めです。
以下の手順で設定してみましょう。一旦、Default localeとしてja_JP.UTF-8を選択、タブキーでを選びRaspi-configを終了します。
次にexitと入力しリターンキーを押して、ログイン画面に戻ります。
raspberrypi login:pi
Password: raspberry
と入力しログインできたら、
sudo aptitude -y install jfbterm
と入力しリターンキーを押します。再び、コマンドプロンプトに戻りますので
jfbterm
と入力します。しばらく文字化けしたままの画面が流れますが、再びコマンドプロンプトに戻ります。この時点で日本語表示が可能になっているはずです。
sudo raspi-config
と入力しリターンキーを押すと、今度は日本語化されたRaspi-config画面が表示されます。
3.configure_keyboard
初期設定ではキーボード配列がUK(イギリス)配列となっています。パスワード変更前にキーボード配列を変更しておきましょう。
Generic 105-key (Intl) PC → Other → Japanese
で大抵のキーボードは大丈夫ですが、英語(UK、USなど)配列のものを利用されている場合には、それに合わせた配列を選択してください。
4.expand_rootfs
Quick Start GuideにそってRaspbianをSDHCカードに書込んだ場合、Raspbianはカード自体の容量にかかわらず2GB分しか使えません。カード全体の容量を使用するにはこの選択肢に進みます。 この作業では再起動を求められますので、そのまま再起動します。再起動後SDHCカードの使用領域を広げるコマンドが自動的に実行されます。使用しているSDHCカードの容量・スピードにもよりますがこの処理に数分から20分程度かかります。
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