特定のコンポーネントの色設定を変える
このチュートリアルの対象利用者:
DesignSpark PCB V11.0.0[Component Colours(コンポーネントの色)] タブは、コンポーネントのパラメータを条件に形状やテキストの色設定を変更することができる機能です。これは、[Design Technology(デザインテクノロジ)] ダイアログと [Colours(色)] ダイアログの両方から使用でき、回路図・基板設計、いずれの場合いでも利用できます (クリエイターとエンジニアのサブスクリプションプラン)。
こんな時に便利です
1. 特定コンポーネントを色分した図面や文書の作成に便利です。
2. コンポーネントをタグで強調表示して、ディスコン品、長納期品などの供給問題を示したりできます。
以下は、基板編集画面でリファレンス名に「D*」のあるダイオードを強調表示させているところです。
同様の方法で、回路図編集画面でも利用できます。
例えば、昨今の部品不足での用途を考えた場合、ディスコンや長納期などの供給問題のあるコンポーネントに供給リスクフラグを設定しておき、そのフラグのあるコンポーネントを強調表示させたい場合があります。
こんな時、コンポーネントにフラグ用の[Value(値)]を設定しておいて、色を変更した回路図を作成することで、その後のアクションを明確に示すことができます。
具体的には、供給リスクのある2つのコンポーネントで、新規[Value(値)]として[Availability(入手性)]を設定します。1つ目のコンポーネントには[Obsolete(ディスコン)]という値が、2 つ目のコンポーネントには[Long lead time(長納期)]という値が、それぞれセットされています。
[Component Colour(コンポーネントの色)]で、[Availability]パラメータに[Obsolete][Long lead time]のあるものを登録し、図面上で協調表示させています。これにより、調達部門に注意を促すことができます。
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