部品の配置方法を教えてください
このチュートリアルの対象利用者:
DesignSpark PCB V11.0.0基板設計はまず部品の配置から始まります。DSPCBでは部品の配置を、自動もしくは手動で行います。自動配置する場合、回路図から基板編集画面に遷移する際に行うか、もしくは基板編集画面に遷移した後で [Tools (ツール)] > [Auto Place Components (部品の自動配置)]のいずれかで実行できます。手動配置は、デザインエディタを使用していつでも実行できます。自動配置を使用した後でも実行できます。
1. 全部品を一旦基板の外側に配置
範囲選択で全ての部品を選択します。
基板の外側にドラッグします。マウスを基板の外側まで移動したら、マウスボタンを放して配置します。何もない部分をクリックしてコンポーネントの選択を解除します。
(回路図画面から基板編集へ遷移する際、[Arrange Outside the Board (基板の外に整列)]を選択している場合は、もともとコンポーネントが基板の外側に配列されます。)
2. 部品を配置
DesignSpark PCBは、Microsoft Windowsの標準的なUIを採用しており、部品の移動と配置は、部品を選択してドラッグするだけで簡単に行えます。Rキーで部品の向きを変えることができます。
移動中はいつでも<Esc>キーでドラッグをキャンセルできます。
移動後に、[Undo (元に戻す)](<Ctrl-Z>キー)で一つ前の状態に戻すことができます。
3. コンポーネントの固定
配置完了した部品を固定するには、その部品を選択して右クリックメニューの[Properties (プロパティ)]を使用します。
[Component (コンポーネント)]ページで、[Fixed (固定)]チェックボックスをオンにして、[OK]をクリックします。これにより部品が固定されます。
選択した部品のショートカットメニューの[Fix Item (アイテムの固定)]オプションを使用することもできます。
4. 部品の自動配置
上記の1、2、3のの過程で、いくつかの部品を配置し固定しました。ここから残りの部品を自動配置 [Auto place ]機能で配置させてみましょう。
[Tools (ツール)]メニューから[Auto Place Components (コンポーネントの自動配置)] - [All Components (すべてのコンポーネント)]を選択します。
自動配置の過程を表示させたい場合、[View Component Placement (コンポーネントの配置を表示)]ボックスにチェックします。また、固定されているコンポーネントをそのままの位置に残しておくため、[Don't Place Fixed Components (固定されているコンポーネントを配置しない)]にもチェックします。
[Minimum Space Allowed Between Components (許容最小コンポーネント間距離)]と[Placement Grid (配置グリッド)]の値をそれぞれ設定します。これらの値は必要に応じて調整してみてください。一度部品配置を実行した後、異なる配置パターンを試してみたい場合は、[Undo (元に戻す)]を使用します。例えば、グリッド値を変更して再度自動配置実行してみてください。
[OK]をクリックして、配置します。残りのコンポーネントが、固定されているコンポーネントの周囲の配置可能な場所に配置されます。
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