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このチュートリアルの対象利用者:
DesignSpark PCB V11.0.0CADのフリーズで数時間の作業を消失した経験は誰にでもあると思います。
その様なトラブルを避けるため、DesignSpark PCBのEngineerプランでは自動バックアップ機能が使えます。一度設定すると設計作業中に自動的にバックアップを確保します。
DSPCBのENGINEERプランには優れたバックアップ機能があります。
DesignSpark PCBの有料プラン「ENGINEER」では、不意のトラブルで設計データを消失しないための保護機能をご利用頂けます。トラブル発生時に直前の状態にファイルを戻したり、いくつかの作業を実行する前の状態に戻したりすることができます。
無料の「EXPLORERプラン」や「CREATORプラン」にも「Security Copy」(セキュリティコピー)という簡易バックアップ機能がありましたが、ENGINEERプランの「Design Backup」(設計バックアップ) ではより詳細なバックアップ設定が行えるようになっています。
どのようなバクアップ設定が行えますか?
バックアップファイルのバージョン数:
バックアップするファイル数を1~10バージョンの範囲で設定できます。
バックアップの頻度:
設定した作業間隔で、もしくはSave (保存) を実行するたびに、それぞれバックアップが更新されます。
保存先フォルダ:
バックアップの保存先をユーザー自身が選択できます。現在のプロジェクト下やプロジェクト内のサブフォルダ内、またはよりセキュアな任意の場所を、保存先として指定できます。
復元方法:
バックアップファイルを復元するには、Fileメニューの 「Open from backup」(バックアップ...から開く) を使用します。
バックアップデータの命名規則:
例えば、「Amplifier.pcb」というPCB 設計ファイルで作業している場合、バックアップファイルを作成すると、現在作業中の「Amplifier.pcb」とは別に「Amplifier_BAK1.pcb」が保存されます。
その後バックアップが発生すると、「Amplifier_BAK1.pcb」が自動的に「Amplifier_BAK2.pcb」となり、新たな「Amplifier_BAK1.pcb」と「Amplifier.pcb」が上書き保存されます。
これは Preferences. (環境設定) で設定したVersion数まで繰り返されます。
自動バックアップ機能の設定方法は?
メニューバーで Settings - Preferences (設定 - 環境設定) を選択して 「General」(一般) タブで「Design Backups」(設計のバックアップ) で、必要なバックアップのVersion数と保存場所を設定します。
次に、バックアップの実行間隔を定義するための、「最小作業時間」と「アイドル時間」を設定します。これは、作業方法によってそれぞれ異なります。
「Help」(ヘルプ) では設定について以下のように説明しています。
Work Time (作業時間) - 意図したSave (保存)とは関係なく、妥当な作業量でDesign Backups (設計バックアップ) を保存できるよう、作業時間の間隔 (デフォルト設定は 600秒) や「アイドル時間(デフォルト設定は 30 秒)」を設定しておく事ができます。
Work Time (作業時間) をゼロに設定すると作業時間カウンターが無効になり、Save (保存) 実行の都度で、Design Backupsが保存されていきます。
こまめに保存したいときは前者の設定が適しています。アイドル時間の設定があるため、短時間間隔のバックアップファイルが大量に作成されるということがありません。
さほど頻繁に保存を行わず、特定の設計手順が終了した段階で保存する傾向がある場合は、後者のオプションが好ましいと言えます。バックアップはその時点でのみ作成されます。
まとめ
CADソフトは商用/非商用に関わらずよくフリーズしたり落ちたりします。そのたびに作業のやり直ししないためにも、自動バックアップ機能を活用しましょう。
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