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2017年11月に、Arduinoのオンライン開発環境がIntel x86チップなどの開発にも対応したことが発表された。プラットフォームがIntelベースのデバイスに解放されたことで、ユーザーは使い慣れたArduino環境でより高性能なデバイスを開発できるようになったのだ。
今週のEmbedded Linuxカンファレンス2018で発表された内容によると、Arduino CreateがDebianやUbuntuベースのほかのLinuxベースのプラットフォームをサポートできるようになった。これにはRaspberry PiやBeagleBoneのような有名なシングルボードコンピュータも含まれている。どちらもCreate Plattformですぐに使用できるようになっているため、初めてのArduinoユーザーでも簡単にArduinoを使用してIoTアプリケーションを作成することができる。
Arduino社のCTOであるMassimo Banzi氏によると、今回のリリースはArduinoによるエッジコンピューティングの可能性大きく広げることを実現する。Arduinoプログラミング経験を持つ人であれば、誰でも複雑なIoTアプリケーションを管理、及び開発できるようになったことで、IoT開発の敷居が大きく下がった。このリリースは今後のIoT開発を大きく進める重要な一歩なのだ。
今回の追加機能では、ただラズパイをArduinoのように使えるだけでなく、ラズパイ上で複数のArduinoプログラムを同時に動かすことも可能だ。Create Cloudでは、そうしたIoTデバイスはリモートでアップデートすることが可能である。さらに、デバイス同士が相互に通信しあうことももちろんできる。
Massimo Banzi氏は、今後のIoTアプリケーションの可能性についても言及した。Arduinoエンジニアたちは、デジタルデバイスの開発で世界を変えようとしている。ArduinoプログラムをLinuxデバイスで実行できるようになることで、特にAIやコンピュータビジョンのような多くの計算リソースを必要とするIoTアプリケーション、すなわちエッジコンピューティングの開発は加速されるに違いない。
Arduino社によると、これからもさらなる機能が追加され、より洗練されたプラットフォームになっていく予定だ。今後のArduinoプラットフォームの進化にぜひ注目していってほしい。