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前回は「ブリージングドレス(Breathing Dress)」のドレスが届いたので、その上に導電糸を縫い、LEDを接続し始めました。旅の中での作業であったため、作業が大変難しいものとなりました。途中はんだごてがなかったためプロジェクトパートナーのYukiにドレスを託して製作を行ってもらうことにしました。
国際便で送ったため少しばかり時間がかかりましたが、ブリージングドレス(Breathing Dress)がようやくケンブリッジ(マサチューセッツ州)に到着し、Yukiが次のステップに移りました。
大気センサー「SPS 30」もその後に届きました。
ドレスが届いてからまずYukiが試したのはAdafruit Floraを使った電源投入です。ここでも彼は私と同じ接続性の問題にぶつかりました。Yukiの環境でもやはり導電糸だけでは接続性に不備が出ていました。この問題については、後述しますが今後のウェアラブルプロジェクトに向けた良い教訓になりました。
そこで彼はドレスにはんだごてを当てて、これらの接続を安定させるよう試みました。彼はドレスと配線を縫い合わせる導電糸のみの接続を、ネオピクセルの導電パッドにはんだを付けて接続を強化しました。
接続を強化した後にFloraとマルチメーターで接続を検証したのですが、この状態でもまだいくつかの箇所で問題を解決できませんでした。そこで、前面にケーブルをはんだ付けして短絡していると思われるネオピクセルの導電糸をバイパスすることにしました。
ケーブルを付けることで見た目が悪くなってしまわないか心配でしたが、LEDの上に薄いシースルーの布が重なっているのであまり目立ちませんでした。
ケーブルで接続を強化したことで全てのLEDの接続問題が解消できましたので、次はSPS 30大気質センサーをFloraに接続しました。ファームウェアにはSensirion社のArduino用ライブラリとI2C通信を使用しました。
次にYukiはSensirion社のデータシートを参考にして、ESDK-PM2基板のどこにラインが接続されているかをマルチメーターで追いました。そして、5Vを出力するFloraの電源ラインから接続することにしました。その後、Floraボードをボードマネージャーにインストールしてコードをアップロードしました。その結果、汚染物質の値を無事読み出すことに成功しました!
update2は以上です。道具の関係で私はあまりプロジェクトを進めることができませんでしたが、代わりにYukiがこなしてくれました。update#1に引き続き、LEDの接続性の問題が大きなテーマとなっていましたが最終的にはケーブルを使って解決しました。この接続性の問題は今後のプロジェクトでも課題になることが予想され、今回のような問題解決の経験はとても貴重なものになったと思います。
次回は得られた汚染物質のデータをどのようにLEDで可視化するのかを決めることと、SPS 30センサーのケースを作ります。
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