WaveForms V3.21リリース、最新の新機能紹介

今年もWaveFormsのバージョンアップがやって来ました。

WaveFormsは携帯オシロ「Analog Discoveryシリーズ」を開発するDigilent社が、それら製品の制御用に無料公開しているPCソフトです。これまで WaveForms は、ハードの新商品リリースにあわせてバージョンアップが行われてきましたが、今回はそうではありません。新ハード対応ではなく、機能拡充と安定性を目的としたアップデートと言えます。今年（２０２３年）の 6 月に Analog Discovery 3がリリースされて以来、外部のTest and Measurement Forum の参加者だけでなく、内部でも、信じられないほど才能のある WaveForms 開発者の Attila が新機能のリクエストやバグ修正で多忙を極めています。見た目の変化、そして使用感が改善されています。

最新版の V3.21.1は、Digilent Cloud の MyProducts セクションから無料で入手でき、変更ログはWaveForms Resource Centerから入手できます。

何らかの理由で新しい WaveForms バージョンを積極的に使用せずに、まだこのブログ投稿を読んでいるのであれば、WaveForms 3.21.1 に付属する新機能のハイライトをいくつか紹介できると思います。

Measurements Extent が導入され、ユーザーは特定の信号セグメントに集中して測定できるようになります。詳細については、こちらをご覧ください: Limiting the Scope of a Measurement with Extent for Measurements in WaveForms – Digilent Blog
WaveForms の“Scope to Digital” は、Scope 機器の Digital ビューでアナログ信号をデジタルとして解釈できるようにする機能です。詳細はこちら: Scope to Digital – Interpreting Analog Input Signals as Digital Signals in WaveForms 3.21.2 – Digilent Blog
Analog Input Filters を使用すると、ノイズを除去し、重要なデータに焦点を当てることができます。 Analog Discovery 3、Eclypse Z7、および Analog Discovery Pro 3000 シリーズデバイスは、独自のフィルターを実装する機能を提供します。ここの投稿を読んでください: Analog Input Filters – Reducing Noise in Acquired Analog Signals – Digilent Blog