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自動車内の配電システムのリファレンスデザイン

この自動車内部の配電システムの設計例です。複数の車両サブシステムと部品が含まれています。

ワイヤやヒューズのサイジング解析を静的で過渡的な負荷条件で行うことが可能です。この例には、白熱電球の突入電流やモータの始動条件といった、複数の分野(電気や熱、機械)の動的動作が含まれており、また、LEDドライバ回路で使用されているスイッチングコンバータなど低電力負荷に必要な特殊な特性や、設計上の考慮点も盛り込まれています。

このシステムには、「方向感知型」の特殊な電流モニタモデルが使用されており、「半ドア(door-ajar)」やイグニッションスイッチ、チャイム、ドームランプの相互接続回路に多く見られるような、スニーク回路(望ましくない電流の流れのこと)の特定を手助けしてくれます。シミュレーション実行前に、この回路を見つけてみてください!

シミュレーションを実行すると、「Component Messages」ウィンドウが表示され、システムの問題が表示されます。(Simulation Settingの「Show Messages From Components」にチェックを入れてからシミュレーションを実行してください。)その中には、ドアが開いていることを知らせるドームランプの配線に「reverse curent detected(逆電流を検知、予想とは逆方向に電流が流れてしまったということ)」というものがあります。こういった電流の逆流は、多くの場合設計上の「スニーク回路」によるもので、システムの望ましくない機能や動作につながってしまう可能性があります。つまりこの場合、ドライバーがカギを差し込み、地図を読むためにドームランプを点灯させると、ドアが開いていないのにもかかわらず、警告チャイムが鳴ってしまうということです!

もう一つのメッセージは、ハザード点滅回路をオンにした直後、点滅回路に電力を供給する部分のヒューズが飛んだことを知らせています。4つのハザードランプすべてに電力を供給するには、このヒューズは明らかに小さすぎるということです。ここでは、ヒューズのサイズが適切かどうか、様々な作動条件を試すことができます。例えば、LEDの定電力パルス値を20Wから50Wに変更してみてください。ファンの慣性モーメントを100uから200u Kg*meter^2に変更することもできます。モータの慣性モーメント増加による問題(や、それに対応したストール状態から通常の動作負荷電流への時間が長くなる現象)を解決するには、ファン用ヒューズのI^2*Tの値を5から36に増やしてみてください。

 

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