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身近な場所で使われているロッカースイッチ、その選定から接続方法まで解説します。記事では、多くの方に長くお使いいただいている日本電産コパル電子の「HLSシリーズ」タブ端子タイプを例に解説しています。
1. 事前に確認すること
1)取付推奨パネル抜孔寸法 : 18×29mm(パネル有効厚1~3mm)
2)電流容量、使用極数 : 型式選定で説明
2. 用意するもの
1)差込型接続端子#187シリーズ メス(スイッチ端子側タブ厚0.5mm)× 必要個数
2)圧着工具
3)スイッチ(型式選定は下記参照)
4)ボタンカバー(型式選定は下記参照)
3. 型式選定
1)型式表示について
HLS 1 12 A 12
① ② ③ ④ ⑤
①シリーズ名:HLSシリーズ - 取付パネル孔に差込み、爪で固定されるタイプ
②極数:1- 単極、2-2極
③電流容量:8 - 8A、12 - 12A
④スイッチ特性:A - 単極のOFF-ON(2-1端子間)
D - 単極のON-ON(2-3端子間 と 2-1端子間)
K - 2極のOFF-ON (2-1端子間、5-4端子間)
N - 2極のON-ON(2-3端子間 と 2-1端子間)
(5-6端子間と 5-4端子間)
⑤端子形状:12 - 半田端子
「無し」-タブ端子 ⇒今回はこれを使用します。
*なお、ご希望の製品が製品化されているかは、Webカタログをご参照ください。
<スイッチ特性のイメージ>
A - 1つの回路ラインのON/OFF | K - 2つの回路ラインのON/OFF |
D - 1つの回路の切替え | N - 2つの回路の切替え |
*スイッチ特性 A 使用例 ⇒ LEDライトの単純なON-OFF切替え
スイッチ特性 K 使用例 ⇒ 2種類(赤/青)LEDライト切替え
<型式一覧>
極数 | 電流容量 | スイッチ特性 | 端子形状 | 型式 |
単極 | 12A | OFF-ON | タブ端子 | HLS112A |
単極 | 12A | OFF-ON | 半田端子 | HLS112A12 |
単極 | 12A | ON-ON | タブ端子 | HLS112D |
単極 | 12A | ON-ON | 半田端子 | - |
2極 | 8A | OFF-ON | タブ端子 | HLS208K |
2極 | 8A | OFF-ON | 半田端子 | HLS208K12 |
2極 | 8A | ON-ON | タブ端子 | HLS208N |
2極 | 8A | ON-ON | 半田端子 | HLS208N12 |
2)ボタンカバーの選択
①白:140000480738 | ②赤:140000480628 | ③黒:140000480621 |
*上記以外のボタンカバーも対応可能です。詳細はWebカタログをご確認ください。
4. 接続方法
1)推奨寸法に従って、取付用パネル孔を開けます。(18x29mm)自動車のスペアスイッチホールでこの寸法に合致するものがあります。*全てのスペアスイッチホールがこの寸法ではありませんので、事前に寸法測定が必要です。 |
2)流れる電流に対し、適切なケーブルに接続端子を圧着します。
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3)+側端子を#2タブ端子に接続し、-側端子を#1タブ端子に接続します。スイッチ底面に端子番号が記載されています。 | |
4)ON/OFF動作が確実に行われている事を確認し、取付用パネル孔に差し込みます。 |
5)この後、スイッチのON/OFF方向とボタンの印を確認して、ボタンを取り付けます。一度ボタンを取り付けると外すことができません。お間違えないように! |
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