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エンジニアリングにおけるARのこれから

皆様はGoogle、Facebook、Sonyなどの大手IT企業がVRを大きく推しているなかで、ARをお忘れではないだろうか。ARは、これからエンジニアリングの分野で大きく使われることになるだろう。

工業技術業界の分析を調べてみるとこんな結論に至るはずだ。 「ARは時間をかけて大きくなっていくだろう。」

VR,ARという言葉に聞き覚えがない、または、違いが曖昧であれば説明させてほしい。VR(バーチャルリアリティ、仮想現実)は仮想の世界を現実の世界でシミュレーションし、ユーザーがその世界を体験することができる。AR(オーグメントリアリティ、拡張現実)は、実世界に追加のコンテンツ(例えば、テキストを用いた説明、3Dアニメーション、動画、音楽、またはそれらの組み合わせ)を追加すること。つまり、文字通り、現実を拡張することである。

ARは、VRと比べるとシンプルなものに見えるかもしれない。しかし、シンプルだからこそ、使用できる分野も、用途も多くなっていく。下の、2020年末時点での予想されるAR、VRの市場規模のグラフを見てほしい。(左:VR、右:AR)

 

 

このグラフでは、ARはVRの予想される市場規模である30億ドルの3倍である90億ドルに達すると予測されている。 VRはエンターテインメント分野、特にビデオゲーム、360°ビデオ/映画、テーマパークに活用されることが予想されている。それに比べ、ARは、企業、産業、科学などの幅広い分野で需要ができ、多くのアプリケーションが開発されることが予想されている。

エンジニアリングの分野ではARが具体的にどのように活用され、どのように変化していくだろうか。

ARがエンジニアリングの世界で注目を浴びた例がいくつかある。 ARの利点の一つとして、コンピュータの画面上に現れる情報、指示を視覚化することだ。 これは、製造分野で大きな助けになるだろう。

こんな状況を想像してみてほしい。製造工場で、労働者が組み立てるべき数々の部品と一緒に、手を止めずにガイド付きの指示を見ることができるとしたらどうだろう。ミスも減り、生産性も向上するではないだろうか。

ARの最も有名な活用例は、2013年5月に販売された眼鏡型のデザインの光学式ヘッドマウントディスプレイであるGoogle Glassだろう。 今では、企業向けのB2B商品としてGoogle X brand (http://www.x.company/glass/)にて発売されている。

 

 GE社、ボーイング社、フォルクスワーゲン社などの企業は、このグラスのおかげで生産性と品質は確かに向上したと述べている。これらの企業で使われているようにForrester Researchの最近の調査によると、2025年には米国人労働者の約10%がスマートグラスを着用するだろうと予測している。

また企業がARに注目している一例として、Solidworks社(3DCAD大手の企業)はARの利点を評価し、eDrawingsというアプリケーションをリリースしたことが挙げられる。このアプリケーションは、ARマーカーをスキャンすることで部品や組み立てた製品の3Dモデルが現れるようになっている。このようにAR技術を使うことで、製品開発の場でのコミュニケーションが容易に、そして、活発になるだろう。

エンジニアリングにおけるARの将来はどのようなものになるだろうか。 例えば、パソコンのモニターは完全に絶滅するような時代が来ると言えるだろうか。私は、来ると思っている。設計を行う短い間では、モニターが必要かもしれない。それでもARには部品を視覚的に認識できる強みがある。誤って配線されていないか、足りない部品はないかなどPCのモニターに走って確認しに行く必要がなくなるかもしれない。

上の例のように、ARの可能性を十分に引き出せるアプリはまだ表れていないのも事実だ。しかし、これはARの進歩はまだ始まったばかりであることと同義だと言える。アプリが開発され、進歩していくことでARがますますエンジニアリング業界で使われていくことは間違いない。

Austella社とは

Austella社はAscot、Berkshireに拠点を置くデジタルコンテンツの開発会社。 私たちは、教育、ゲーム、産業およびFMCGを含む幅広い市場分野のクライアント向け3D、ARおよびVRアプリケーションの開発を専門としている。 Austella社は75年以上にわたって、主要なARおよびVRプラットフォーム(Oculus、HTC Vive、Google Daydream、Sony Playstation、モバイル(iOS&Android))向けに開発を続けてきた経験を持っている。

詳細については、ウェブサイトwww.austella.comをご覧ください。

Founder of a digital development studio producing Augmented and Virtual Reality applications for mobile and PC-platforms, including Daydream, Oculus, Vive, Google Cardboard, GearVR and Sony PSVR.

18 Sep 2018, 2:45