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Arduinoの生みの親マッシモ・バンジー氏に会ってきた!

世界中の、特にイタリアのメイカー達の間で、マッシモ・バンジー氏の存在はまさに『ロックスター』だ。

イブレア インタラクションデザイン工科大学(IIDI:Interaction Design Institute Ivrea)の准教授だった当時、マッシモはイタリアのオープンソース文化の発展のために「Make in Italy財団」をパートナー達と設立し、その実践の場として同国最初のFabLabをトリノに創設した。まさにメイカームーブメントを牽引してきたのだ。

今年2017年12月1日~3日に開催されたメイカーフェアローマ(MFR)にて、DesignSparkのピーターがマッシモ氏を捕まえ、今回のMFR、イタリアのメイカームーブメント、そして彼のIoTやインダストリー4.0のビジョンについて話を聞くことができた。

PW(ピーターウッド): おはようございます、マッシモさん。盛況ですね。このイベントは何年目でしょうか?

MB(マッシモ・バンジー氏): ローマのメイカーフェアは5回目になります。私はイベントのキュレーター(幹事)の一人であり、開催者の一員です。

今年は、現在のEU加盟国28カ国を含む40カ国から700社以上のメイカーに参加していただくことができました。

メイカーフェアを4年前に初めて開催した際には35,000人に来ていただきましたが、なんと去年は10万人以上の方に来ていただくことが出来ました。今年はさらに多くなることを期待しています。現在のところ、とても順調ですよ。

PW: すごい人ですね! 海外のフェアと比べてもすごいのでは?イタリアは世界のメイカームーブメントをリードしてるのでは?

MB: メイカーの活動は国々によって異なる特徴がありので一概に言うことは難しいでしょう。ただイタリアは中小企業の国で、様々な製品の製造業者が40万社以上あります。そうした企業は、みなさんのご想像どおり1~3名程度の小規模なもので、ここに来ているメイカー達同様、様々なメーカーの製品を利用して独自の“モノ”を作っています。

イタリアにおけるメイカームーブメントはこういった中小企業とメイカー達との、いわば”交差点”の役割を担っていると思います。

PW: 世界を見渡すと、ガレージから始まり大企業にまでなる事も珍しくありません。多くのメイカーがビジネスという場所に新たに参入しています。イタリアでもそうしたメイカーがたくさんありますか?

MB: イタリアでも多くのメイカーがビジネス界に参入しているのを見ています。もちろんその中には大企業ほどのリソースを持たない小企業も多くあります。これらの開発にはArduinoやオープンソースの3Dプリンタなどがよく使用されており、我々の活動が多少なりともお役にたてたのかなと嬉しく思います。

直近のデータでは、イタリア国内に100のFab Labとメイカースペースがあるそうです。これは、あの広いアメリカで約200であることを考えると非常に驚きでしょう。熱意を持って成功された多く方々は地元の企業や教育に貢献されていることと思います。彼らは地域社会と共に多くの価値を提供しているのです。

PW: ところで、Arudinoの方向性として IoTやインダストリー4.0 周りの活動をよく見かけますが、これらの何が魅力的なのでしょう? なぜあなた方はこれらに注目しているのでしょう?

MB: 私は、大企業で使われているようなデジタル設計ツールがもっと中小企業に広まっていくことに大変興味があります。ヨーロッパではそれをインダストリー4.0と呼んでおり、また違った呼び方をする国々もあるようですが、いずれにせよ設計から製造販売に至るまで全ての工程のデジタル化による革命を起こしたいと考えています。

特に小規模企業の支援を考えると、使いやすく誰でもすぐ導入できるツールが必要です。これぞまさにArudinoが目指しているソフトウェアプラットフォームのコンセプトで、その入門部分の手軽さに多大な工夫を施しています。

この事は、企業内のプロセス開発コスト低減に貢献していると考えています。例えば、電子機器を活用した新しいプロセスの開発を考えた場合、それに適したスキルを持った人や会社を見つけ出すだけでも非常に大変です。しかしArduinoを使えば 既存従業員にトレーニングを受けてもらうことである程度目的の機能を実現できます。またそのようなプロトタイプが出来てしまえば、外部協力会社を探し出しやすくなるでしょう。特に最近はITエンジニアが増加して彼らの電子機器開発への応用としてArduinoが非常に役立っているはずです。

PW: インダストリー4.0IoTプロジェクトをサポートするために必要な『鍵となる製品』とはなんですか?

MB: ArduinoのMKRシリーズなんかはインダストリー4.0に貢献し得る製品でしょう。それらは既存のArduino開発の手軽さをそのままに、バッテリー駆動のワイヤレスデバイスの開発に最適化されています。通常のAruduio製品とくらべ、Cortex m0 コアプロセッサを搭載し、さらにはセキュリティの仕組みが組み込まれているため、より安全にクラウドに接続しパワフルに動作させることができます。

その中でもWiFiを搭載したMKR 1000あたりはベーシックなモデルと言えます。それ以外にも IoT向けの通信であるSigFox、LoRaや、携帯回線を利用できるGSM 3Gを搭載したモデルも用意しています。

それらは購入後、センサやアクチュエーターの拡張、クラウドへのデータアップロード、サーバ側での処理まで、つまり IoTプロセスのフロントエンドを非常に簡単に実現できるのです。

(以下でインタビューのフルを御覧頂けます。)

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