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さらなる可能性を秘めたPIC、AVRマイコン

 近年32bitマイコンの普及が著しく幅広い機器で採用され始めている。この流れに押され 8bitマイコン市場は既に終息に向かっているかと思われている少なくないかもしれない。しかし、実のところは8bitマイコンも日々進歩を遂げており最新技術を搭載した新製品が誕生している。2016年、AVRで知られるAtmel社は、PICマイコンを製造しているMicrochipに買収された。そして先日、Microchip社は、先端機能を盛り込んだ8bit AVRマイコンの新製品「ATtiny817ファミリ」をリリースした。

特徴

  • コンパクトかつ豊富な機能
  • CPUから独立して制御できる周辺機器
  • PTC(Peripheral touch controller)機能によるタッチパネル制御
  • EVSYS(Event System)機能による周辺機器制御
  • 省エネルギーを実現するpicoPower® 技術
  • Atmel START(ブラウザ上でのプログラミングツール)に対応

開発ボード

Microchip Technology 評価ボード ATTINY817-XMINI 開発・評価キット RS品番 (125-9530)

 ATtiny817 Xplained Mini評価ボードは、ATtiny817、ATtiny816、ATtiny814、ATtiny417を評価するためのハードウェアプラットフォームである。オンボードのミニ組み込みデバッガ(mEDBG)は、Atmel Studioによるソースレベルのデバッグに完全対応している。 Atmel STARTおよびAtmel Studio 7ソフトウェア開発ツールによってサポートされているほか、Arduino Shieldに対応するヘッダフットプリントがある。

設計サポート

 AVRとPICマイコンの設計支援ツールとして各種ソフトウェアが提供されている。

 Atmel STARTはブラウザ上で記述でき、視覚的な設計を行うことができるプログラミングツールである。多様なサンプルコードが提供されていて、組み込みプログラミングをサポートする。

 より詳細な情報はこちらよりどうぞ。Atmel Studio 7

 MicrochipはAVRマイコンだけではなく、これまでと同様にPICマイコンのサポートも継続している。PICマイコンについてはMPLAB Xpress(クラウドベースIDE)、 MPLAB Code ConfiguratorMPLAB Xpress forumなどの充実した開発環境が提供されている。

8ビットマイコン使用例

圧電マイクロポンプドライバ

 この使用例では、圧電マイクロポンプを用いて液体を輸送するための基本的な回路が構成されている。マイコンには8ビットのPIC16F1719を使用して、圧電マイクロポンプとそれを制御する制御ボードから構成されている。詳細については以下のアプリケーションノートをご覧ください。

超音波距離検出器

 これは超音波を利用して対象物との距離を計測する使用例で、PICのCore Independent Peripherals (CIP)機能を使用している。MicrochipのPIC16F176Xファミリは超音波距離検出機能をもっていて、CPUからの最小限の介入で超音波信号の移動距離を計算することが可能となっている。詳細については、以下のアプリケーションノートを参照してください。

Microchip Ultrasonic Range Detection.pdf

Microchip Pizoelectric Micropump Driver - Reference Design.pdf

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