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初のRS Universityショップ

RSは、大学構内で電子部品や工具を販売する「RSショップ」という取組みをスタートさせた。既にシンガポールや台湾でも同ショップが展開され始めており、日本でも同様の取り組みを進めていく予定である。そこでこの取組みのきっかけとなったオランダの大学のケースについて紹介してみよう。

 アイントホーフェン工科大学(Eindhoven University of Technology)はオランダでも有数の歴史のある工業大学だ。約7000人以上の在籍学生は、それぞれの学科のカリキュラムで様々な開発を行っている。 以前は、開発に必要な部品を大学側で支給していたが、学費の効率運用や学科間での不平等解消などのために、学生自らが部品調達するよう、運営方針が変更された。この学校側の決定は学生に以下の問題を強いることとなっていた。

・部品調達のために部品ショップを探索 
・部品手配のリードタイム問題 (数週~数カ月)

・部品の品質 (高品質な状態での入手が困難)
・学生が負担すべきコストの上昇

そこでこれらの問題を解決すべく、大学の学生組合(E-Lucid)とRSオランダが協議を重ね、学内専用の「RSショップ」を誕生させるに至った。

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キャンパス内に設置されたこの「RSショップ」カウンターは毎日12~14時までのランチタイムに営業されており、幅広い電子部品や高品質な工具を学生割で購入することができる。ショップ敷地内にはRSが提供した作業スペースが無料開放されており、ショップ閉店中であっても開発作業の場として利用することができる。

 このような取り組みにより、部品注文に関する様々な問題を解決することができた。さらにこれまで研究用途では難しかった最新最先端の部品を、いち早く入手し開発に取り込むを事をも可能にした。

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マイコンボードなどのよく売れる商品は店内に在庫化され、リードタイムなしでその場で入手することが可能となった。また在庫化されてない部品の取り寄せでも、早ければ翌日に届けてもらえる。支払いプロセスも非常に簡単。学内施設で使われている電子マネー(プリペイドRFIDトークン)をかざすだけである。現金を取り扱う必要もない。 このように購入手続きをシンプルにすることで最低限の処理で行うことが可能になり、他の支払い方法をサポートする場合に必要となるであろうプロセスや設備を削減できる。

この世界初「大学むけRS ショップ」の試みは、大学や学生に対して素晴らしいソリューションを提供することとなった。大学に負担を強いることなく、学生の部品手配のための労力を最大に削減することができた。RSコンポーネンツ・E-Lucidそしてアイントホーフェン工科大学が密接に協力し合い他の似たような施設にも影響を与えている。つい最近新たに2店舗が大学内にオープンした。1つはシンガポールの二―アン・ポリテック、もう1つは台湾の大同大学である。この種の施設はここ日本でも普及していくと思われる。もしご興味ある場合は DesignSparkJP(a)gmail.com  までご連絡を頂きたい。( (a)を@に置き代えてください )

Countless years taking things to bits to see how they tick...