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サマーサウンド - 屋外用12V サウンドシステムの構築 Part1:はじめに

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自作携帯DJプレーヤ「RedTin」をさらに拡張。屋外パーティーで使える持運びやすいパワースピーカーを製作

以前ここのブログで紹介した 工具棚を改造した赤いDJシステム「Red Tin」はだんだんと理想的なものとなりつつある。そこで次に必要なもの、そう、スピーカーに着手したいと思う。

これまでいくつもの屋外ディスコパーティーにDJとして参加してきたが、だいたい古いカーバッテリやソーラーパネルを組み合わせた 12V電源がよく使われていた。これらは手作り感満載のものが多く、カーオーディオ部品をカーペットで覆っただけのものさえあった。そこで私は、この12Vで動作するスピーカの自作を思いついた。持ち運びしやすく、セットアップが簡単で、耐久性があり、カーバッテリーや太陽光パネルで動作し、もちろん Red Tin と組み合わせて使えるものにしたい。そうすると、スピーカーとアンプを内蔵したパワードスピーカー、それもマルチウェイスピーカーよりもフルレンジスピーカーにし、キャビネットの構造を簡単にするのが良いと思い至った。

これらを念頭に置いて、ラウドスピーカー・キャビネット・キットのメーカーとオプションなどの検討し部材を取り寄せた。数週間後にキャビネットが納入された。これは、2つのMAX9744クリックボード(165-1405)によって、合計80ワットの高効率D級増幅で駆動できる。

スピーカードライバーとバナナスピーカー

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私たちは、特に日本で評判の高い Fostex製のスピーカーパーツ「FE83En」をエンクロージャーごとに4つずつ収納することに決めた。(Fostexは日本のフォスター電機株式会社のスピーカーブランドだ。)ここであることに気が付いた。コーンの色が若干黄色いのだ。 コーンの材料にバナナのパルプを使用しているからFostexは麻系のバナナを使用することを好んでいるようだ。
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配送された 4つのスピーカの入った段ボールを開封すると片側2個の箱がビニールひもで結ばれており、もう一方の2個は結ばれていなかった。これは 結ばれている方を持ち上げることで開梱作業を簡単に行えるためだろう。日本製らしい細かいところへの気遣いだった。

キャビネット

最終的なキャビネットのデザインはスリムでエレガントになった。幅180mm、奥行き225mm、高さ650mmだ。上部にキャリングハンドルを追加すると、持ち運びが簡単になる。

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(参考のためにRaspberry Pi boxを置いた)

キット、およびMDFキャビネットのパネルには、必要なすべての機械的/付属品ハードウェアが含まれていた。

  • 8 Fostex FE83En Speaker units
  • 8 black speaker grills
  • 2 ports ( ?description)
  • 2 back panels
  • 2 Stand inserts
  • 16 black metal corner protectors
  • a big pile of adhesive backed acoustic foam sheets

これからの大まかな流れとしては、パネルを接着し、スピーカー、保護グリルおよびスタンド、挿入物等を合わせる。その後、それらを塗装する。

まず、テープで組み立てられて到着したキャビネットに、アンプ、バラン、コネクタ、およびケーブルがどのように入るかの計画を立てた。これらは一番下のバッフルの真上にぴったり合った。私は、電源とオーディオ接続があるはずのところに、アンプからバックパネルまで接続を通すための小さいスロットを切ることにした。

その後、私は接着されたキャビネットの写真の例を注意深く調べ、接着剤なしで組み立てる練習をした。このおかげで、私が持っていた木の接着剤が非常に速く乾燥するものだったが上手く、組み立てられた。

アンプ

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もちろん、キャビネットのキットにはアンプや電子部品は含まれていない。なので、必要な電子部品を決めていかなければならない。

まず、小型で効率がいいため、クラスDアンプを使うつもりであった。このプロジェクトにMikroE製のクリックボード  (165-1405)  がちょうど良かった。

このアンプは2 x 20 Wを出力できる。製作するスピーカーは大規模な野外フェスのメインステージなどではなく、小規模のディスコパーティーや即席の屋外イベントで使用するつもりなので、1ユニットあたり2 x 20 Wでも十分に大音量だ。

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他に必要な部材は以下のとおりだ。

  • Audio Isolation transformer (123-7201) – 増幅器を動かすためのモノ
  • XLR/Jack combined socket (448-7243) – XLRを使用してジャックとバランスをとるか、またはアンバランスにするか選べるオーディオ入力
  • Latching push-button switch with LED (022-6047) – 電源のオンオフ用
  • 3-way socket - male (734-5571) – 電源の供給
  • 3-way plug – female (734-5492) – 電源装置の交換用プラグ 
  • Strip board (100-4328) – アンプと関連部品の取り付け
  • 12V desktop Power supply (018-8769)
  • Potentiometer (504-2661) - ボリューム
  • Toggle switch – バランス入力とアンバランス入力を切り替える (734-6968)

楽しい時間はもうすぐだ

これから、糊付け、型締め、塗装、穴あけ、はんだ付けに時間を費やす。その後Red Tinにつなぐと、本当に楽しい時間が始まる。

I have a background in the arts, environmental conservation and IT support. In my spare time I do a bit of DJing and I like making things.
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