Dave from DesignSpark
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背景と目的
現在、鍵の開閉に用いらているものとしては物理的な鍵やICカード、暗証番号などが挙げられる。
しかし、これらの方法では鍵やICカードの紛失、暗証番号の漏洩などのリスクがあり、またこれらに伴うキーの変更(鍵の交換やIDの新規発行)には時間やコストがかかる。
そこで、高セキュリティかつキーの変更が容易にできるシステムを開発しようと考えた。
ブロックチェーン
ブロックチェーンとは、分散型ネットワークの各々にデータを同期して記録する手法である。
メリットとしては、
-
一部のデータが改ざんされても正しい情報が失われない
-
アドレスで個人の識別ができる
などがある。この技術は仮想通貨において普及している。
提案システム
「ブロックチェーン技術を利用した鍵開閉システム」を提案する。
ブロックチェーン技術を利用することで、アドレスで個人の識別が簡単にでき、キーの変更も簡単にできる。
また、スマートフォン等を利用することで、スマートフォンと鍵開閉システムとの2重セキュリティとなる。
提案システムの流れ
扉の外側にQRコードを設置し、利用者はそれを読み取り、仮想通貨を送金する。
許可された利用者だとシステムによって認識された場合、自動で開錠を行う。
その30秒後に自動で施錠する。
提案システムの概要
- Metamask … 仮想通貨のウォレット(事前にインストールが必要)
- アドレス … Metamaskのアカウントに紐づけられている文字列
- Ethereum … 今回用いる仮想通貨、Metamaskで送金する
- Etherscan … トランザクションを取得するためのAPI
-
Kovan Test Network … 開発用のテストネットワーク(通貨は無料)
鍵開閉管理システム
アドレスは表形式のcsvデータで管理する。
送金されると、送金者のアドレスとcsvのアドレス一覧とを照会し、一致したアドレスがあれば開錠する。
鍵開閉のハードウェア部分
サーボモータの回転角の制御により、鍵の開閉を操作する。
デモ映像
簡単のため、QRコードは内側に貼り、実験した。
まとめ
高セキュリティでキーの変更が容易にできる鍵を実現するために、ブロックチェーン技術を利用した鍵開閉システムを開発した。
今後の課題
- アドレスをcsvファイルで管理しているので、データベースへ移行したい
- アドレスの管理サイトがあれば嬉しい
- 人が入出したかをセンサ等で検知した後に、施錠するようにしたい