冷蔵庫自動撮影アプリ
開発背景
一人暮らしの食費を抑えるために自炊を続けていたが、食材の重複購入や消費忘れによる無駄が課題だった。外出先でも冷蔵庫の中身を確認できる仕組みが必要だと感じ、本アプリを開発した。市販のスマート冷蔵庫は高価で大型なものが多く、一人暮らしには不向きである。そこで、手持ちの機器で低コストに同様の機能を実現することを目指した。画像とメモで冷蔵庫内を可視化し、買い物時の判断を助ける構成とした。
使用機材
Raspberry Pi 4 Model B, USB接続WEBカメラ, 加速度センサ(MMA8452Q), androidタブレット(Nexus 7)
システム概要
自炊をするときなどの冷蔵庫を開閉するタイミングで撮影し、その画像をAndroidアプリで確認できるシステム。以下には、実際にラズベリーパイとカメラと加速度センサがつながっている構成を示した。
ラズベリーパイ
- 加速度センサを用いて冷蔵庫の開閉を検知する。
- 検知後にUSBカメラで冷蔵庫内を撮影し、画像を保存する。
- Webサーバー(Flask)を立て、画像をタブレットで取得可能な状態で提供する。
タブレット
- Webサーバーから画像を取得、表示する。
- 各画像に対してメモを入力、保存ができる。
- 不要な画像の削除ができる。
以下はアプリ画面の写真です。撮った画像が一覧で表示され、メモや編集が行えるようになっています。
使用例
- 冷蔵庫にラズベリーパイ、カメラ、加速度センサを設置する。
- 冷蔵庫を開閉する。
- タブレットで画像を確認し、必要に応じてメモを書いておく。
コメント