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オープンソースハードウェアとは?

「オープンソースハードウェア (Open Source Hardware)」についてご存知だろうか。簡単に言うと「オープンソースソフトウェア (Open Source Softtware)」の兄弟と考えてもらえれば良い。しかし、ハードウェアなので物理的な製品と関係している。そのため自身が使いたい製品と完全にマッチしているとは限らないだろう。オープンソースハードウェアは公開されているオブジェクトをそのまま使うのはもちろんのこと、編集して別のオブジェクトのベースとしての利用も可能なのだ。

「オープンソースハードウェア」という用語は様々な物理製品に適用できるだろう。例えばロボットアーム、回路基板、自動車、さらには建築など、ハードウェアが必要になる状況では必ず役に立つはずだ。もちろん、法的な枠組みの中で利用できる。

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すべてのCADファイルや回路図、設計図はオープンソースハードウェアとして貢献できる。こうしたハードウェアをいじるのが好きな人たちに有効活用してもらうことができるのだ。彼らは自分たちの製品に取り入れる前に、編集して再設計を行う。それを再度また別の人たちのために公開できるのだ。

オープンハードウェアの利点は、ハードウェア設計者が直面するであろう共有の問題や障害を絞り込み、多くの人にこうした知見を伝えるものだ。また公開されているハードウェアに問題がある場合は、経験や知識に基づいて再度設計し、それを再度共有することも可能なのだ。こうした取り組みにより、伝統的な製品やハードウェアなどの制限をなくし、素早い設計と開発を可能にするのだ。

オープンソースのライセンス

オープンソースハードウェアの関連ドキュメントにアクセスした人は、それらを編集したり、さらにそれを配布すること等が可能だ。ライセンス同意書はこうした配布などを禁止するものではない。

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発明やハードウェアの製作や設計に関係する法律は、著作権法や特許法に基づいている。オープンソースソフトウェアと同様に、これらの知的財産法をハードウェア製作にも適用するのだ。また、多くのオープンハードウェアプロジェクトでは無料のオープンソースソフトウェアを利用している。さらに、芸術作品に一般的に適用されるクリエイティブ・コモンズ・ライセンスも利用されている。オープンソースハードウェアおよび商標法に現在適用されている著作権および特許法は、そのロゴやブランドの確立にとって非常に重要だ。こちらの記事ではソフトウェアとハードウェア両方オープンソースライセンスのリストを紹介している。もしあなたがプロジェクトに参加している方であれば、きっと役に立つだろう。

一般的なハードウェアとは何が違うのだろうか?

あなたが普段利用しているだろう一般的なハードウェアとオープンソースハードウェアにおいて最も明確に異なる点は「オープンソース製品についてのサポートドキュメントが用意されなければならないか、簡単に利用できなければならないか」だ。そして「編集して再配布することができる」のも特徴だ。これらオープンソースハードウェアは、開発やトラブルシューティング、ハードウェアの効率化や修正を支援するため、それこそがオープンソースなのだ。

オープンソースハードウェアが機能するソフトウェアを備えている場合、そのソフトウェアも同様にオープンソースとしてリリースされるべきだ。また、もう一つの意見としてソフトウェアをリリースするのではなく、第三者が簡単に理解できるように、こうした設計に特化したインターフェースを適切に文書化しておくことだ。これにより、興味のある設計者などのユーザがソフトウェアの製作に取り組んでくれる可能性があるのだ。

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オープンソースハードウェアは無料?

オープンハードウェアプロジェクトは必ずプロトタイプ、もしくは詳しいドキュメントを作成することとなる。最もこうしたプロジェクトに影響があるのが、プロトタイプやドキュメントの作成のための資本出資だろう。CADファイルやドキュメントサポートを無料で配布することは可能であるが、何らかの報酬を支払うことなく(もしくは得ることなく)物理的なアイテムを放棄することにはあまり意味がない。オープンソースの目的は開発者のコストを最小限に抑え、技術の発展に貢献することであるが、お金の問題も大事なことだ。

それではどう解決するのか?その糸口の一つは最近よく耳にするであろうクラウドファンディングだ。例えばCwordcube, Kickstarter, Crowd Supply, Indiegogoだ。これまでに多くの開発者たちを支援し、彼らの革新的な発明プロジェクトを世界に発信してきたのだ。

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私たちができること

では私たちが支援できることとはなんだろうか。私たちDesignSparkは設計の支援をすることができる。現在、私たちが利用できる設計ツールは非常に豊富である。その中で私たちが提供しているDesignSpark Mechanical, DesignSpark PCB, そしてDesignSpark Electricalは無料で利用でき、関連する費用を抑えてくれるだろう。多くのオープンソースの熱狂的なファンたちは、開発コストを抑えるための技術サービスを提供している。こうしたサービスの提供には資金調達が最も課題となるが、その解決策はクラウドファンディングから無料のツールの利用まで様々なのだ。

さらに詳しく知りたい方

ここまで紹介したオープンソースハードウェアについては、その本質のほんの一握りの情報でしかない。その開発設計や開発者たちのコミュニティは多岐にわたる。もしあなたが興味あるのであれば、こちらのオープンソースハードウェアについてのwebサイトを確認してほしい。ここではMakerbot, Sparkfun, Adafruit Industriesといった組み込み業界のオープンソース開発において先導する企業たちを見ることができるだろう。情報が足りない?そんな方はGoogle検索でさらに多くの情報を探してみよう。

こちらの記事ではライセンスについて読むことができます(英語)

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