Arduino Uno Q の紹介
Arduinoシリーズの新製品「Arduino Uno Q 4G版
(070-8753)
/ 2G版
(066-5593)
」が発表されました。しかも最もポピュラーなUNOシリーズの存在を上書きするような魅力的なボードになっています。
Uno Qは、Arduinoベース開発でさらなる高みを目指す企業やエンジニアを対象としており、処理能力の大幅な向上とリアルタイム制御を融合することで、物体認識、音声UI、モーション検出といった高度なAIアプリケーションに対応するものになりました。これまでのオン/オフベースの機器だけでなく、スマートロボットや応答性に優れたIoTデバイスの開発にも対応できるようになっています。
「Arduino Uno Q」
Arduino Uno Q 概要:スマートデバイス開発用のデュアルブレイン設計
Uno Qの心臓部は、Linux対応のQualcomm® Dragonwing™ QRB2210マイクロプロセッサと、リアルタイム処理が可能なSTM32U585マイクロコントローラを搭載。2つの長所を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャになっています。このデュアルブレインアーキテクチャにより、センサー・アクチュエーターを精工に制御しながら、複雑なAIモデルを柔軟に実行できます。
Arduino Uno Qロゴと Qualcomm Dragonwing™ QRB2210 MPU
Uno Qは単なる工作用ボードではありません。企業による産業設備プロトタイピングにも使える本格的なハード開発プラットフォームです。主な機能は次のとおり。
- オールインワンのパフォーマンス: 2つの演算チップ(Dragonwing™ QRB2210 MPU と STM32U585 MCU)が連携、AI 処理からリアルタイム制御まですべてを処理します。
- AI 対応: 視覚認識と音声認識のが組み込まれているため、プロジェクトは環境にインテリジェントに対応できます。
- 開発者に優しい: 広大なArduinoユーザによって公開されたライブラリ、スケッチ、コミュニティプロジェクトを活用。より迅速・容易に開発できます。
- ハード互換性: 従来のUNOシールド対応のヘッダに加え、新しいキャリアをサポートするModulino®ノードおよびサードパーティモジュール用の Qwiic コネクタを搭載しています。
- 効率的な開発環境: 従来の Arduino IDE、Arduino Cloudに加え、AIモデルに対応した「Arduino App Lab」がリリース。内蔵のサンプルコードやサンプルAIモデルですぐにAI開発が行えます。
- 柔軟なコーディング: 従来の Arduino スケッチを記述、Python® のコーディング、App Labとの連携といったことが 1 つのインターフェース上で行えます。
将来性豊かな Qualcommチップ 搭載
ArduinoとQualcommのコラボで強力なパワーが実現しました。Uno Qに搭載されたQualcomm製のMPU「Dragonwing QRB2210」は、クアッドコア2.0GHz CPU、Adreno GPU(アドレノ: Qualcommが開発したスマートフォン・タブレット用のGPUコア)、デュアル画像信号プロセッサ(ISP)を搭載し、マシンビジョン、オーディオ処理、ディスプレイサポートなどの機能を実現します。コンパクトでコスト効率に優れながらも、機能性に妥協のないプラットフォームです。
Arduino Uno Q の正面
Arduino Uno Q の背面
主な仕様:
- マイクロプロセッサ: Qualcomm® Dragonwing™ QRB2210
- マイクロコントローラ: STM32U585 (リアルタイム、低消費電力)
- RAM: 2GB (4GB) LPDDR4
- ストレージ: 16GB eMMC (SDカードは不要)
- 通信: デュアルバンド Wi-Fi® 5 (2.4/5 GHz)、Bluetooth® 5.1
- コネクタ: 電源、ビデオ、およびドングル経由の USB カメラを含む周辺機器用の USB-C
- 拡張: シールド用Arduino UNOヘッダー、高速ヘッダー、Modulino® ノードによる容易な拡張を可能にする Qwiicコネクタ
- マトリクスLED: クリエイティブな出力を実現する8 x 13 LEDマトリックス
スマートアシスタント、視覚対応ロボット、接続されたセンサー ハブを構築する場合でも、Uno Q はそれをすべて実行するためのツールを提供します。
新開発環境 Arduino App Lab: より高速・簡単なプロトタイピングのために
Uno Qはただの開発ボードの新製品というだけではありません。Arduinoは、ハード開発をさらに高速・簡単にするため、リアルタイムOSとLinux®の双方に跨る開発を統合する統合開発環境「Arduino App Lab」をリリースし、Uno Qボードにプリインストールさせました。App Labを使用すると、Arduinoスケッチ、Python®スクリプト、AIモデルを組み合わせたアプリケーションを、すべて単一のインターフェースから構築する事ができます。
Arduino App Lab での開発のイメージ (画像提供: Arduino)
- クイックスタート アプリ: Uno Qの機能をすぐにサンプル実行できるようなArduinoアプリ。
- モジュラー機能: 新しい開発環境「Arduino App Lab」内で使用される、モジュール式のソフトウェアコンポーネント「Arduino Bricks」。最小限のセットアップで機能をプラグインできます。
- すぐに使える AI: App Lab に、オブジェクト検出、音声認識、画像分類などの事前学習済みモデルが含まれています。
まとめ: 先進デバイスの開発に便利なUno Q
Arduino Uno Qは、単にUNOシリーズ後継品というだけではありません。UNOのDNAを受け継ぎつつ、飛躍的な進化を遂げています。強力な演算力、AI機能、シームレスな開発ツールと、アイデアレベルのプロトタイピングをかつてないほど短時間に行えるようになりました。ロボティクス活用、AIの実験、次世代のIoTシステム構築など、Uno Qは幅広い分野で先進的な製品試作を強力にサポートします。
Arduino Uno Q は グローバル販売代理店のRSコンポーネンツで販売しています (066-5593) 。
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