こちらの記事について、内容・翻訳・視点・長さなど、皆様のご意見をお送りください。今後の記事製作の参考にしたいと思います。
Thank you! Your feedback has been received.
There was a problem submitting your feedback, please try again later.
こちらの記事の感想をお聞かせください。
英国で最も優れた若手設計エンジニアを選出する電子設計コンテスト「EW BrightSparks」の審査員としてFabLabロンドン共同設立者であるTony Fish氏が参加することとなった。
この「EW BrightSparks」は、技術系ポータルサイト「Electronics Weekly」とアールエスコンポーネンツが共催する若手エンジニア向け電子設計コンテストで、既にエントリーが始まっている。Tonyの他の審査員としては、BBCのRobot Wars(番組名)のプレゼンター兼審査員でサイエンスライターであるLucy Rogers博士、Paul Hide (techUK・COO)、Richard Wilson (Electronics Weeklyの編集者)、そしてLindsley Ruth (アールエスコンポーネンツCEO) が参加予定だ。
FabLab London設立以前、Tonyは英国におけるコンピュータ教育に疑問を抱いていた。「コンピュータ教育と謡ってはいるものの、その実態が「純粋な技術」よりも「コーディング重視」となっていたからである。もともと彼は、コンピュータ教育における学生の意欲向上のためには、「アートの視点」と「工学的な知識」の両方をバランスよく含むべきだと考えていた。曰く、”IT業界で職を得るための教育”ではなく、”個々の創造性をビジネスに活かす方法”を学生に教えるべき、だそうだ。
若者に対して、工学に興味を持たせるだけでは不十分である。ひとりひとりが、本当に熱意を持っているものを見つけ出せるまで、あらゆることを試せる機会が設けられていることが重要だとTonyは感じている。本当に好きなことに取り組むことで、ビジネスに繋がるような違いを生み出せるだろう、と。彼がFabLab Londonを運営を楽しんでいる理由の一つは、彼自身は面白さに気付けなかったものに対してアイデアやインスピレーションを引き出した人々と一緒に仕事できることだ。今回の「EW BrightSparks」コンテストでもそのような若いアイデアとの出会いを彼は期待しているのだろう。
なおTonyは作家・発明家・企業家・IT戦略家として実績を残しているが、彼が一番誇りにしているのは実は彼の娘たちである。彼女らは技術的な分野を好んではいないが、それぞれ好きなものを見つけて幸せにしているからだ。
他の審査員について
Richard Wilson – Editor, Electronics Weekly
Lindsley Ruth – CEO, Electrocomponents PLC
Paul Hide – techUK chief