回路図作成ツール活用術 (DesignSpark PCB)

実験のレポートや論文で回路図を挿入したい場合、その作成に苦労したことはないでしょうか？DesignSpark PCBは回路図作成ツールとしても優れており、きれいな回路図をレポートに挿入できます。

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ご存じない方にも説明すると、 DesignSpark PCBはプリント基板設計用の無料CADです。基板設計用なので、当然と言えば当然ですが、その過程において回路図も作成することができます。これが単体の回路図CADとしてみても素晴らしい機能が備わっているので、今回はその点にフォーカスして使ってみましょう。

DesignSpark PCBはデフォルトで基本的な電子部品の回路記号を使用できるようになっており、簡単に回路図を作成することできます。また他の基板CADが苦手とする日本語フォントの挿入が標準で備わっており、例えば以下のように、作成した回路図の図名を回路図中に埋め込めるので、日本語レポート作成にはもってこいですね。

ベクタ形式画像出力可能

またDesignSpark PCBは作成した回路図をベクタ形式のファイルで出力できます。ベクタ形式は通常のビットマップ形式と比べ拡大しても曲線が滑らかなままなので、ギザギザのないきれいな回路図を表現できます。また、ワードやパワーポイント上ではオートシェイプとして扱えるため、例えばワードに張り付けたあとでの再編集が可能です。画像ファイルではそんなことできませんよね？