DesignSpark PCB - Version12 の新機能紹介
DesignSparkは、大企業内の製品設計者、開発者、商品企画者はもちろん、個人事業主、研究職、教育者、学生など、電子機器を設計・開発する方々の支援を目的として、数十万円クラスの複数の設計ツールを組合せて、月額数千円という安価で利用しやすい設計環境を提供しています。
その設計ツールのひとつである基板CAD「DesignSpark PCB」が、新バージョン v12 をリリースしました。
Ver12では、さらに信頼性高く高効率で基板設計できうような機能が追加されています。ここで新機能の一部をご紹介します。
なお全ての追加機能を知りたい場合は、ドキュメント (Menu > Help > Online Manuals) を参照してください。
各プロットのレイヤー割り当てチェック:
対応するサブスクリプションプラン: EXPLORER Plan, CREATOR Plan, and ENGINEER Plan .
製造用のGerberデータにプロット割り当てを行う際、プロット割り当て状態をチェックします。複数のプロットに表示されるレイヤーはハイライト表示され、続行するかどうかの確認を求められます。これにより、プロットの設定時に誤って間違ったレイヤーを選択するのを防ぐことができます。
BGA等の多ピン部品の作成に便利な機能の追加:
対応するサブスクリプションプラン: EXPLORER Plan, CREATOR Plan, and ENGINEER Plan .
コンポーネントエディターで、複数の名前付き端子を作成するときに、ピン番号のリストに基づいてプレフィックスを指定できるようになりました。以前は、すべてのピンを明示的に定義する必要がありました。これは、BGA などのピン数が多いフットプリントにとって便利な拡張機能です。外部接続ピンにはカンマが使用されますが、代わりに内部接続ピンを指定する場合は、ピン番号文字列の末尾にプラス記号 (+) を追加する必要があります: 1-9+。
下の画像では、ピン番号 9 から 13 はまとめて「Vdd」と表記されています。
測定ツール - デュアル単位表示と角度精度:
対応するサブスクリプションプラン: CREATOR Plan & ENGINEER Plan .
測定ツールで、測定値を 2つの単位系(mm値とmil値など)で表示できるようになりました。電子部品とケースの寸法が異なる単位系で定義されている場合、ツールでは両方の単位で測定値を表示できます。さらにDSPCBの角度精度が3桁に強化されました。
シェイプ/トラック編集用のセグメントモード:
対応サブスクリプションプラン: CREATOR Plan & ENGINEER Plan .
PCB編集画面で、トラックやシェイプの編集用に「固定角度」セグメント モードをサポートするようになりました。これにより、手動で配線するときにトラックを配置するためのカスタマイズ性が向上します。シェイプ/トラックを編集するときに、セグメント モードの右クリック メニューから固定角度などのオプションを選択できるようになりました。
既存設計データの再利用を容易にする「Translate to PCB」機能の強化:
対応サブスクリプションプラン: CREATOR Plan & ENGINEER Plan .
回路図またはプロジェクトから Translate to PCBを選択した際、使用する基板について以下のように「テクノロジファイルに基づく」「既存の設計データ基づく」「Wizardで新規作成」という3つのオプションが利用できるようになりました。
「既存の設計データ基づく」を使用すると、既存データの基板外形や穴位置を再利用してボード設計を始める事ができます。これは、たとえばArduinoシールドや Raspberry Pi Hat を作成するときなどに便利です。
既存設計からは、基板外形や穴位置だけでなく、ベタ領域、テキスト、テクノロジーファイル (設定情報) も引き継がれます。
現在のビューでのデザイン ルール チェック:
対応サブスクリプションプラン: ENGINEER Plan .
DRCダイアログに [Inside Current View] チェックボックスが追加されました。これにより、大規模で複雑なボードを設計する際、現在のViewに表示されている小さなエリアのみをすばやくチェックできるようになりました。
プロジェクト固有のライブラリの保存:
対応サブスクリプションプラン: ENGINEER Plan .
[File] メニューに[Save Project Libraries...] 項目が追加されました。これにより、単一のプロジェクト専用のライブラリのセットを作成できます。これにより現在の開発プロジェクトのライブラリをバックアップしたり、他のユーザーと共有する事が手軽に行えます。
Component Binタブのフィルタリング機能:
対応サブスクリプション: ENGINEER Plan .
この機能を使用すると、大量の部品を使って基板設計する場合に、ドッカブルバーのComponent Binタブに表示される未使用コンポーネントをフィルタリングしたり並べ替えたりでき、使用したい部品を素早く見つけることができるようになります。
この機能は、Component Binタブ上で右クリックメニューを出し、下記の選択項目から使用します。このうち、下 4 つはコンポーネントを選択しているときのみ表示されます。
- 初めてDesignSpark PCBをご利用になる方へ
初めてご利用になる場合、ご使用のメールアドレスを使いメンバー登録を行い、DesignSparkのアカウントを取得してください。作成直後のアカウントのサブスクは無料プランEXPLRERがデフォルトで設定されており、必要に応じて有料のCREATORプランやENGINEERプランに切り替えて使用頂くことになります。
プランを切り替えたい場合、ソフトのアンインストールやインストールの必要はなく、本サイトにログインした状態でオンライン上からいつでも好きなタイミングで簡単に行えます。
詳細については、サブスクリプション比較ページ or サポート FAQ をご覧ください。
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