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Industrial MakerがRS Industrial IoTラボに皆様をご招待しよう。RS Industrial IoTラボでは、IIoTの導入を検討している皆様全員のために非常に実用的、かつ繰り返し適用可能であるIIoTプロジェクトの策定を行っている。
The Industrial Makerのその他のプロジェクトについてはこちらのリンクから確認してほしい。
プロジェクトの産業環境への適用を開始するに当たって、高い信頼性と安全性を継続的に保証しなければならない。そこで産業用の“部品”もプロジェクトにおいて考慮する必要がでてきたのだ。
今回は、非常に複雑な問題を簡単に解決できる、Schneider Electric社のPowerTagについて詳しく見てみよう。
もしかしたらご存知の方もいるだろうが、Schneider Electric社は安全で信頼性と効率性の良い、持続可能な方法でエネルギーとプロセスを管理する接続テクノロジーを開発しており、PowerTag (134-8658) には、そうしたテクノロジーがすべて取り入れられている。
PowerTagは、新規/既存の回路ブレーカに接続するコンパクトで簡単に取り付けられるエネルギーセンサであり、ビルの所有者や施設の管理者向けに精度の高いリアルタイムのデータを提供する。いくつかの簡単なステップで、臨界負荷の管理を改善するために必要な電流、電圧、力率、エネルギー使用量についての知見が得られるのだ。さらにPowerTagは、新規の設置はもちろん、改修での取り付けによってもハイレベルな効率性と信頼性を発揮するのだ。
PowerTagには、回路ブレーカの構成に対応するため、単相から三相までさまざまなモデルがある。配電盤内部のスペースを取ることなく取り付けが可能であり、ワイヤレス機能が組み込まれているため、配線を追加しなくてもActi 9 Smartlinkモジュールとの通信が可能なのだ。
さらに、PowerTagの動作を観察するため、ビル管理の一般的なシナリオをシミュレートしたアプリケーションを組み込んである。
このPowerTagを搭載したサンプルのためのパネルを紹介しよう。このパネルにはには以下が付属している。
- Schneider Electric PowerTag単相 (134-8658)
- Schneider Electric PowerTag三相 (134-8662)
- Schneider Electric Acti9 Powerlinkモジュール (134-8664)
- Schneider Electricミニチュア回路ブレーカ2P 16A (734-9419)
- Schneider Electricミニチュア回路ブレーカ3P 16A (734-9683)
- Schneider Electricミニチュア回路ブレーカ4P 16A (734-9715)
- RS Proデスクファン300mm 230V (470-9745)
- RS Pro LED投光照明10 W (787-1310)
パネルは異なる電源ラインのあるビルの配電システムを再現しており、それぞれの電源ラインが専用の回路ブレーカで保護されている。
エアコン電源ライン(ファンを模擬)や、1階のキッチン/レストラン電源ライン(オーブンを模擬)、照明電源ライン(投光照明を模擬)がある。
システムの作動中に電源が故障した場合、回路ブレーカがそれぞれの配電ラインの電源を切り、損傷やけがを防止する。
ただし、この構成では、電源の故障を把握または防止することはできない。
各回路ブレーカにPowerTagセンサをそれぞれ取り付け、監視アプリケーションを設定することにより、標準の配電パネルをスマート配電アプリケーションへと素早く簡単に変化させることができるのだ。
システムとはすでに接続されているため、割り当てられたIPアドレスをブラウザに入力してログインするだけで、Acti9 SmartlinkモジュールのWebインターフェイスにアクセスできる。
Acti9 Smartlink Webインターフェイスは、簡単に使用できることに加え、各PowerTagセンサへの名前付けから正確なアラームのしきい値の設定に至るまで、各部品のシステムを適切に設定するために必要な機能がすべて搭載されている。
特に、監視機能とアラーム機能の動作をチェックするため、2個目の投光照明を追加することで、照明電源ラインに過消費電力アラームを設定してみた。
予測通り、少し後に、電子メールでのアラームとWebインターフェイス上での通知を受信し、警告が通知されたことを確認できた。
今回はこれで以上だ。このアプリケーションがお客様のニーズに対応し、プロジェクトで役立つよう願っている。Industrial Makerでは、今後も別のIIoTクールプロジェクトをご紹介していく予定だ。ぜひ以下のリンクを確認してほしい。
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