Dave from DesignSpark
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この記事はSnapEDA Parts Finderから2DパーツモデルをダウンロードしてDesignSpark PCBまたはDesignSpark PCB Proにインポートする方法についての徹底解説ガイドです。*説明で使用するスクリーンショットはDesignSpark PCB バージョン10.0で撮ったものです。
ステップ1:SnapEDA Parts FinderからDesignSpark PCBモデルを検索してダウンロードする
- まずはhttps://www.rs-online.com/designspark/snapeda-parts-finder/に移動します。
- キーワードやメーカー品番で必要な部品を検索します。このガイドではDialight社のディスクリートLEDを使用します。今回は部品番号(597-2311-407F)から検索してみます。勿論、Dialight LED等のキーワードでも検索することができます。
- 検索結果から、部品番号をクリックしてその部品の詳細ページを開きます。シンボルマークとフットプリント画像から探している部品である事を確認します。
- 確認が済んだら「シンボルとフットプリントのダウンロード(download symbol and footprint)」をクリックして、「DesignSpark PCB」フォーマットボタンをクリックします。
- ダウンロードしてファイルを取得するには、SnapEDA.comのログインが必要です。アカウントをお持ちでない方は新規登録をしてください。
- ログイン又は新規会員登録後、部品の回路図シンボルとフットプリントを含んでいるzipファイルをダウンロードします。ここではデスクトップ内にあるフォルダに保存しました。
- ダウンロードしたzipファイルを探し、右クリックして「すべて展開」を選択します。解凍先のフォルダもデスクトップ内のフォルダにしました。
- 解凍したフォルダを開き、拡張子が.dslファイルである事を確認します。これは、部品モデルのDesignSpark PCBネイティブフォーマットです。 これでダウンロードは完了です。
ステップ2:DSLファイルをDSPCBにインポート、使用できる状態にする
ステップ1でコンポーネントをDSPCBユーザーライブラリに挿入する準備ができました。次に回路図シンボル、フットプリント、コンポーネントのインポートをします。コンポーネントのインポートは回路図シンボルをフットプリントにマップ(ピンなどを適応)し、値などを追加します。ではステップ2を始めましょう!
- Library Managerを起動し、"Schematic Symbols"タブを選択します。Libraryのプルダウンオプションからユーザーライブラリを選択して、Add Fileボタンをクリックします。
- .dslファイルを解凍したフォルダを参照しファイルを選択し、Openをクリックします。
- 次に下のようにプルダウンウインドウから適切なTechnology Fileを選択する必要があります。ここでは“Default (white)“を選択し、OKボタンをクリックします。
- 新しいシンボルはユーザーライブラリに表示されます。これを選択し(ハイライトさせ)、プレビューのチェックボックスをオンにするとシンボルが表示されます。
回路図シンボルがユーザーライブラリにインストールされました。次にフットプリントもインストールしていきます。
- ”PCB Symbol”タブを選択し、ユーザーライブラリが選択されていることを確認してください(下記緑の四角部分)。Add Fileをクリックし、2の手順と同じ.dslファイルを選択しOpenボタンをクリックします。
- 適切なDesign Technology Fileを選択する必要があります。ここではDouble SidedまたはDouble Sided (metric)を設定する必要がありますが、DesignSpark PCBソフトウェアはシンボルをデザインに使用されている単位とレイヤに変換するのでどちらを選択するかはそれほど気にする必要はありません。*ここではDouble Sidedを選択しました。
- フットプリントシンボルはPCB Symbols Userライブラリに抽出されます。プレビューを有効にしてフットプリントを選択すると、フットプリントをプレビューできます。
- 最後に、.dslファイルからコンポーネント情報を抽出します。”Components”タブを選択、ユーザーライブラリが選択されていることを確認し、Add Fileボタンをクリックします。ファイル選択ウインドウで2や5の手順と同じDSLファイルを選択しOpenをクリックします。
- 開いたコンポーネントはユーザーライブラリに追加されます。コンポーネントを選択するとリストされた値とともに回路図とフットプリントを示すプレビューが表示されます。
これでSnapEDA Parts Finder からダウンロードしたファイル(コンポーネント)はライブラリの一部となりました。
- では実際に使ってみましょう。
DSPCBでプロジェクトを開き、回路図シートを選択して“Add Component”をクリックします。ユーザーライブラリからコンポーネントを選択すると上記と同様のプレビューが表示され、Addボタンでデザイン(回路図シート)にコンポーネントを挿入することができます。*PCBデザインシートも同様に可能です。
これでインストールから使える状態まで設定ができました。ぜひ皆様も便利な外部ツールであるSnapEDA Parts Finderを使用してみてください。