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ホームオートメーションコントロール用の薄型コネクタ

コネクテッドホームでは、コントロールが何よりも重要になります。居住者は、建物のあらゆる要素を集中環境あるいはリモート環境でコントロールできます。しかし、あらゆるデバイスに共通する課題として、薄く目立たないコントロールシステムが求められます。

幸い、現行世代のタッチスクリーンディスプレイはこの用途に最適です。私たちのほとんどは、この画期的なデバイスを薄型のスマートフォンで毎日使用しています。スマートフォンの現行世代は約7mm厚で、この薄さにケース、電子回路、ディスプレイを詰め込んでおり、テクノロジーの進化を感じられます。冷蔵庫から警報システムまで、多くのコネクテッドデバイスも同様のディスプレイを採用しています。しかし、こうしたディスプレイは別のデバイスにも接続しなければなりません。

多くの場合、コネクタは機械設計の関係から形状が制限されます。20年前なら、コネクテッドホームで必要とされるディスプレイやコントロールデバイス(その当時に存在した場合)は、リボンケーブルを使って接続されていたでしょう。

しかし、画像を見て分かるように、リボンケーブルは薄型とはほど遠い厚みです。コネクタが他のテクノロジーと同じように進化しなかったら、コントロールデバイスは今よりはるかに巨大になっていたでしょう。

ありがたいことに、コネクタ業界はFPC (フレキシブルプリント回路)やFFC (フラットフレキシブル回路)を使ってコネクタを進化させてきました。こうしたコネクタでは、フレキシブル基板上に、PCB (プリント基板)のように回路のプリント機能を採用しています。回路が薄くなったおかげで、コネクタも薄型になり、薄型・低プロファイルという現代のデバイストレンドに最適な要素を獲得しました。

このテクノロジーの開発に貢献したコネクタメーカーの1つが日本のヒロセ電機です。ヒロセ電機は、プリント基板に対してより堅牢なFFC/FPC接続を可能にするFH34Sを発売しました。FH34Sはバックフリップアクチュエータをハウジング正面ではなく背面に設置しています。コネクタをオープンポジションで出荷できるので、組立が簡素化され、時間も節約できます。バックフリップアクチュエータはかん合時の接点力を吸収するように設計されているので、機械的接続が向上し、長期にわたって信頼性を確保できます。ケーブル差し込み口は先細で容易に挿入することができ、確実な操作感があるため、コネクタが正しくはまったことをはっきりと確認できます。

コネクタは薄型で、1.0mm厚の基板をわずかに超える高さしかなく、差込みの深さもたった3.2mmです。コネクタ下部は絶縁されているので、基板デザイナーは導電トレースを下に通してさらにスペースを節約できます。

FH34Sシリーズは、アールエスコンポーネンツからご購入いただけます。

Connector Geek is Dave in real life. After three decades in the industry, Dave still likes talking about connectors almost as much as being a Dad to his two kids. He still loves Lego too. And guitars.
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