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目視できない障害、電磁波ノイズ
電磁波ノイズ起因のトラブルはいつも技術者を悩ませる。設計時、入念に電磁波対策をおこなっていたとしても、強さが想定外であったり、周波数等のパラメータが違っていたりすることで、思いもよらない現象となって表れたりする。
電磁波がどのような影響を及ぼすのかは、特殊な実験環境で試す必要がある。
電磁両立性(EMC)テストは、かなり複雑だ。 実験室外からの影響を完全に遮断しつつ、なおかつ強固な電磁波を受けても壊れない計測機器を用意する必要がある。このような試験室はあまり一般的ではなく、実験室の手配だけで手間や時間、コストがかかってしまう。 さらに、テストが失敗し、対象物や計測機器に危害を与えるばあいもある。この場合、実験対象の再設計はもちろん、試験機材を再度手配する必要が生じ、あまり効率的とは言えない。設計→テスト→再設計→再テスト・・・・このサイクルは、非常に高価で時間がかかり、とても効率が悪い。そこで今回は別の方法を紹介したい。
最近、コンピュータ上で仮想的にEMCシミュレーションを行うサービスが開発された。 過去30年以上にわたり、産業・防衛・研究業界で高性能遮蔽装置を提供してきた英国のKEC Limited社は、レディング大学との2年間のプロジェクトの末、ワイヤハーネスの仮想EMC試験のシミュレータの開発に成功し、提供を開始した。
事前の試験はこのシミュレータを使用することで、本番での試験時間を短縮することができるだろう。
KECはできるだけシミュレータ結果が現実と同じになるように日々アップデートされている。もし、このサービス上で電磁干渉で結果が思わしくない場合、彼らにフィードバックしてみよう。その一声でシミュレータがより良いものになるかもしれない。