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取付け穴の周囲に充分なクリアランスをとってベタを塗る方法 - DesignSpark PCB (Pro)

DesignSpark PCB(Pro)では取り付け穴(マウントホール)はただのビアホールと認識されます。よってその周辺にベタを配置した場合、デザインルールのPads-Shapesに設定された間隔しかクリアランスを確保しません。よってもっと充分なクリアランスを設定したい場合、以下の手順で行う必要があります。

Mounting hole as viewed in DesignSpark PCB

もちろんデザインルールのPads-Shapesにもっと大きな値を設定してもよいのですが、そうすると、他の「ベターパッドの間隔」がすべて変わってしまいます。

よって、より良い解決策としては取り付け穴周辺に「keepout」エリアを設定することです。メニューバーからベタ範囲形状を選択します。ここでは円(Circle)を選択します。

Keep out menu as viewed in DesignSpark PCB

円の直径はベタの境界線となります。取り付け用ボルトのヘッドやワッシャーがベタと繋がらないよう充分な値に設定にしてください。keepoutしたい図形を配置し右クリックしてプロパティを表示しkeepoutの欄にチェックを入れてください。これでこの配置した円の内部にはベタは設定されません。

Keep out property as viewed in DesignSpark PCB

あとは通常通りベタを設定すれば取り付け穴の周りに必要なクリアランスが確保されます。Keep out clearance setting as viewed in DesignSpark PCB

上記のkeepoutの設定はベタの注入をカスタマイズしたい場合に使用することで様々な設計基準を満たすことができます。

追加情報:

プリント基板の自作 part2ー取り付け穴

Technical Support for DesignSpark PCB