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IoTとIndustry 4.0で産業流通を改善

今回はRSがどのようにIoTとIndustry 4.0を活用して独自の産業流通プロセスの改善を実現しているかご覧いただこう。

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RSの英国本社では1日あたり約44,000件の注文品を出荷している。この出荷手配をまかなっているのがRS ComponentsのNuneaton物流センターだ。Nuneaton物流センターの施設は65,000平方フィートに及ぶ広大な敷地に、倉庫と梱包スペースがあり、それらを数kmにおよぶベルトコンベアが繋いでいる。このベルトコンベアシステムの24時間稼働を実現しているのが Neil Burrows氏だ。彼とその部下は、24時間休みなくシステムを稼働させながら、メンテナンス計画とプロセス改善とを実現している。

一般的に物流システムでシステムダウンが発生した場合、1秒ごとに膨大なコストロスが発生してしまう。加えて配送が遅延が拡大すればお客様のビジネスに大きなリスクを与えることになりかねない。できるだけダウン時間を短く稼働時間を長く確保することが物流システムの命題となっている。

Neil氏はRS物流の24時間稼働を実現しつつ、全体の生産性を損なうことなく計画的なメンテナンスを実施しながら、システム全体の改善や高効率化も並行して担当している。いわゆる プロセス改善のスペシャリストだ。

今回、彼がどのようにシステムを改善したり、生産効率の可視性を向上させているのか、はたまた効果的な予測メンテナンスモデルを構築し、さらにはシステムをオフラインにする最適なタイミングを判断し、定期メンテナンスを実行しているのかについて取材を試みた。このような情報は、RSのこの施設だけではなく、その他多くの物流施設にも共通して有効な改善の参考になるだろう。そういった意味でも今回のNuneatonの訪問は非常に有益であった。

私たちがBurrows氏を訪問した際、彼はNuneatonの施設内の新しいIoTベースのソリューションの統合を行っていた。産業機械むけにIoTシステムを提供するBrainboxes社の協力のもと、既存の物流システムに各種センサの設置を行っていた。こうしたシステムを最小することで、全体を効率化するとともに運用コストを低減する試みを実現していた。つまり、世間一般で言われているような IoTとIndustry 4.0の“メリット”をNuneaton物流センターに実装したことになるのだ。

こうしてプロセスを改善し、システムの可視性を高めるだけでなく、資産管理も活用することで、検討されているコストの削減をさらに効率化できそうというのだ。

以下の動画をご覧になり、同氏が計画しているIoTとIndustry 4.0を活用したプロセス改善が、その他プロセス改善エンジニアにもたらすものついてぜひ確認してほしい。

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