Dave from DesignSpark
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異なる業界に属する6人のエンジニアに、COVID-19が蔓延したことによる仕事への影響についてうかがいました。
まずは、ビジネス/会社に関する質問に回答していただきました。Part 2では、一般的または個人的な思いに関してお聞きしています。
Who:
Name | Photo | Job Title | Company |
Emily Harford | Design Authority 主任エンジニア | UKAEA (英国原子力公社) | |
Mark Mellors | フリーランスエンジニア | Mechancially Minded (私だけの会社!) | |
John Grimshaw | エンジニアリングマネージャー / (コロナ蔓延当時は製品開発マネージャー) | iXtract Ltd (創立8週目) / (Elcometer Ltd) | |
Julie Winnard | ディレクター兼リードサステナビリティコンサルタント | Haynard Ltd (私だけの会社!) | |
Mike D | デザイン、ビルドエンジニア | JD Controls | |
Andy Stanford-Clark | 最高技術責任者 | IBM UK & Ireland |
日々の仕事に対する影響は?
Name | Response |
Emily | 自宅で無理なく、楽しく仕事ができました。ただ、ビデオ会議にはもううんざりです。 |
Mark | 基本的に、私の仕事はプロトタイプまたは製造部品の作成をすることが多く、これを研究所でテストし、設計や仮説の検証を行います。この作業に関しては、明らかにCOVID-19の影響を受けました。ですが、全体的にみると、一緒に仕事をしているチームとはなんとかか作業を続けることができ、私の仕事は今までとそれほど変化はありません。「経験を積んだ社員」として、基本的にどこでも仕事ができることを感謝しています。 |
John | 対面での会議はMS Teamsに変わりました。はじめは色々ありましたが、職場よりも自宅の環境の方が快適だと感じ、直接会うよりもはるかにはかどりました。 |
Julie | 全体的に仕事は減りましたが、自宅で長期間、安定したアルバイトの仕事ができました。 |
Mike | 部品メーカーと納品業者間のやりとりにおいて、特に技術的な問題に関しては対応に非常に時間がかかり、自宅の通信回線を改善しなければなりません。 |
Andy | 毎日の働き方は大きく変わりました。以前は、毎日6時間通勤時間がかかりましたが、今はまったく違います。通勤中、電車の中で過ごす時間は、生産的な時間だったと感じています。最近では、一日中、Webexの呼び出しが、絶え間なく続く日々を過ごしています。20分と50分の通話に切り替えて、その通話の合間に「一息つく時間」を設けましたが、異なる内容のコールが続くのでかなり疲れます。 |
コロナ禍において、自分のスキルや知識、設備を活用し、誰かを支援しましたか?
Name | Response |
Emily | 私は車を持っていて、時間もありましたので、様々な人の代わりに処方箋を取りに行ったり、買い物をしたり、フードボックスを配達したりしました。また、生活維持に必要な職種の方々の自転車の修理も手伝いました。 |
Mark | フリーランスの仕事は自由が利くので、小規模なPPEの生産をサポートする(大半はリードしました)時間を作ることができました。プロトタイピングや医療機器の要件と規制に関する知識や、製造コミュニティと地元産業の両方へのつながりを活かし、ニーズ(地域の病院)と供給元との間に立ちました。さらには、フィードバック用のプロトタイプPPE設計を支援し、製造方法を選び、品質と安全性を確保するための過程を決め、生産ラインを整備しました。私のチームは、約5,000枚のフェイスシールド、50,000枚のマスククリップ、2,000枚のマスクキット、プロトタイプガウン、ガウンテスト装置をすべて適切な基準に則って製作し、技術ファイルや文書を作成しました。 |
John |
正直なところ、コロナ禍はじめの2ヵ月間のほとんどの時間、人々に誤った安心感を与えてしまっている、COVID-19から守る効果がない3Dプリントマスクの購入をやめさせることに費やしました。とあるマスクを3Dプリントできるかどうかを国民保健サービスから聞かれましたが、フェイスシールドを3Dプリントして、それが効果的に機能するかどうかは不明であったため、リスクを冒すつもりはないことを説明する必要がありました。ただし、3Dマスク自体を問題視しているわけではありません。 幸運なことに、イギリスで大流行が起こる4〜6週間前にウイルスと戦うべく、様々なことに取り組んでいたイタリアのメーカースペースに友人がいました。彼らが持つ情報をイギリスの知人に伝え、すでに誤りが示されているものを除くことで、時間および材料を節約することができました。格別何かを「やりとげた」というわけではありませんが、正確な情報を伝え、誤った情報には異議を唱える、ということで貢献しました。 |
Julie | 私は、別の場所で得た優れた経験や、様々な人脈とオンラインの情報を使用して今後起こるべきことを予想し、企業のロックダウンに向けた準備の策定をサポートしました。今では、クライアントがビジネスケースでの議論に対して、いくつかの耐性を盛り込むための支援をしています。主にエンジニアリングのロバスト性手法とリスク評価を意思決定のための支援ツールとして利用しました。特定のプロジェクトの商業的または技術的な予測と議論を行う際には、将来のビジネス環境で構築されるほとんどのマイナーなものですが、いくつかのプロジェクト管理手法も活用しました。 |
Mike | 手が汚れている際に消毒するための「触る必要がない洗面所」を開発しました。 |
Andy | 国民保健サービススタッフ用の3Dプリント製PPEバイザーから、コロナ感染件数と死亡者数を表示するダッシュボード用の、バックエンドデータフィードに関するプログラミング、そして、「追跡」型アプリケーションを開発しようとしている、様々な国の政府機関に、IoTデバイスとモバイルアプリケーションの設計に関するアドバイスを提供することまで、数多くのイニシアチブに携わりました。 |
御社が製作、または提供する製品やサービスは変化しましたか?変化した場合、どのように変化しましたか?
Name | Response |
Emily | 変化していません。研究組織なので、研究を継続しています。 |
Mark | あまり変化はありません。ですが、病院やPPEの製造業者と築いた関係が将来的に新しい仕事につながることを願っています。 |
John | コロナ禍に取り組んできた事業のいずれも、COVID-19による製品提供に変わりはありません。 |
Julie | コンサルタントとしての私のサービス内容はかなり広範囲ですが、品質およびISO14001に重点を置いたプロジェクトは中止されました。ただ、別のクライアントでは、短期間のデータ入力担当という役割から、エネルギー分析ツールの技術専門家としての作業内容にすぐに切り替えることができました。危機に対処するという状況になければ、この変化はなかったかもしれません。 |
Mike | 変化していません。 |
Andy | IBMは、コロナ禍において、幅広い製品を無料で公開しました。チャットボットエージェントは、コロナウイルスに関するアドバイスを提供し、コールセンターの負荷を軽減するツールですが、これは数多くの国の保健サービスにおいて利用されました。 |
COVID-19の蔓延により、以前は行われなかったことが職場に導入されたという事例はありましたか?
Name | Response |
Emily | いいえ、もともと私の部門は在宅勤務やフレキシブル勤務に非常に熱心に取り組んでいて、その時と変わりません。このスタイル、個人的にはとても気に入ってます。 |
Mark | オンラインでの「ホワイトボードを模した」コラボレーションツールの設計や、問題解決ための演習を行いましたが、将来的に再び利用されることにはならないでしょう。 |
John | リモートワークが増えましたね。あるソフトウェアエンジニアが実際に言ったのですが、「ビジネス技術がコロナ禍の最初の3日間で120年進んだ」わけです。問題の解決に向けて、より効果的であると思われるリモートワークのインフラがすぐに組み上げられ、これによって、物理的に監視されていなくとも、従業員は仕事をを成し遂げることができるのだ、ということが証明されました。出社する必要が無くなっても生産性が得られるということは、間違いなく、上級管理者にとっては目を見張ることでした。 |
Julie | ロックダウンにより、理由が十分にある場合や、危険がある場合に、市民や組織がどういった行動をとらされ、さらには、どのように自己組織化できるか、ということが示されたと思います。典型的な例として挙げられるのは、在宅勤務です。以前は多くの企業で、特別な待遇であり、生産性に欠けると考えられていました。それが、多くの場合において、間違っていたことが証明されたと願います。 |
Mike | 人と会うことなくスタッフが勤務時間に働けるため、数々の勤務シフトが組まれました。 |
Andy | 以前から、在宅勤務を行う環境の準備は整っていました。IBMでは常に在宅勤務を週に数日サポートすることが奨励されていたため、さほど変わったことはありません。しかし、運用上や文化上など、さまざまな理由で在宅勤務を行っていない企業において、劇的かつ急速な変化が見られ、ロックダウン中にビジネスを継続するために、あたふたして、実際に問題が発生した事例もありました。 |