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DesignSparkで設計された教育用ロボット「QuadBot」がKickstarterへ

先日、私は教育向けのロボットキットを開発しKickstarterでプロジェクトを立ち上げました。詳細はこちらをご覧ください。ロボット工学は様々な技術要素を求められる技術分野です。電子工学、3次元設計、ソフトウェアコーディングといった総合的な知識が求められます。それゆえに今後の教育にとって非常に注目されていく分野ではないでしょうか。

はじめに

私Joshは、マンチェスター大学工学部の卒業生であり、EngiMakeの共同創業者です。あれは私が大学生だったころ、周りの学生達を見ていて一つ気づいたことがありました。それは「学生は座学よりも、より実践的なプロジェクトに取り組みたいという傾向がある」ということです。これは、工学部の学生に限ったことではなく、物理学、コンピュータサイエンス、生物などほかの分野の学生にも共通のことです。そこで、私は後のEngiMakeの共同創業者になるJack Scott-Reeveなど、他大学の学生とともにロボットクラブを立ち上げました。

ロボットクラブ誕生

クラブのメンバーは最大300名ほどに急拡大し、またJackが大学から3000ポンドの活動費を取得したこともあって、我々の活動は飛躍的に進むこととなりました。我々はこの資金をもとに、ロボット教育用のシンプルな4足ロボット「RoboQuad」をレーザーカッターをつかって開発しました。このプロジェクトは学内の注目を集めましたが、大学の勉強も忙しくなった我々はクラブのことは二の次になってしまいました。

大学卒業後、私は、ロンドンのメイカースペースで活動するという、少し特殊な選択をしました。メイカースペースというのは、3Dプリンタやレーザーカッター、電子工作用の道具など様々な機器が用意され、何かをつくるために一般に開放されている場所です。多くの場合、このような場所は、非公式のスタートアップインキュベータになっています。私は、FabLabロンドンで、インターンとして働き、そこでDesignsparkと出会いました。

DesignsparkとQuadBot

使いやすい性能がよいDesignsparkを使うことで、私はフリーランスの設計エンジニアとして、DesignSparkのワークショップを開きながら、十分な稼ぎを得ることができました。そんなとき、偶然、Fab Labロンドンで(以前そこでインターンをしていた)Jackと出会いました。我々は、オープンソースのロボットキットについて話しあったのち、Fab Lab創業者たちの助言もあり、われわれは、EngiMakeを立ち上げ、RoboQuadをより洗練した魅力あるメイカーのためのオープンソースプラットフォームとして作り直すことにしました。

我々は共同でEngiMakeを立ち上げ、新しいロボットQuadBotの設計を開始しました。この際、多くの時間をDesignSpark PCBに費やしました。ほかの無料プリント基板設計ソフトウェアとは違い制限がないという特徴もありますが、それ以上に高性能なCADであるということが大事でした。(RSにリンクされた)部品表を出力できる機能やオートルーティングなどの機能は、有料の電子基板設計CADであっても珍しい機能だといえます。またDesignSpark Mechanicalと組み合わせることでより強力に使うこともできます。我々はDesignSparkを設計のコンセプト段階から最終的な設計まで非常にたくさんの場面で利用しました。

EngiMake QuadBot

最終的に作成したロボットは、初級者はもちろん上級者のあらゆるハックにも対応できるようオープンソースライセンスとしました。ただ一方で、グラフィカルなプログラミング環境によって、初心者のメイカーにとっても扱いやすいものになっています。中心となるすべてのコードはArduinoプラットフォームから確認変更ができ、アカデミック用途に適するようLabVIEW用のドライバも開発しています。

QuadBot Kickstarterのページを見る

Co-founder of EngiMake
DesignSpark Electrical Logolinkedin