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<低炭素社会の実現に向けてEVシフト~2035年を見据えて>
低炭素社会に向け、各国はEVへのシフトを前提とした規制強化を始めています。
ヨーロッパ・米国・カナダの一部の国や州などはガソリン車やディーゼル車の新車販売を2035年に禁止するといった政策を発表しています。中国もすべての自動車の電動化を目標としており、また日本も新車のすべてをEV(ハイブリッド車を含む)にするとしています。
<EVの爆発的増加におけるバッテリー問題>
数百万台~数千万台となったEVから排出される廃バッテリーは膨大な数となります。且つその処理は難しく、膨大なエネルギーとコストを必要とします。
<バッテリーの効率的使用や長寿命に貢献する抵抗器>
但しEVのバッテリー電力を効率的に使って航続距離を最大化したり、バッテリーの劣化をできるだけ遅らせたりすることは可能です。これらに大きく寄与するのがインバータやBMS(バッテリーマネジメントシステム)で、このインバータやBMSの回路に多数使用されるのが抵抗器です。
<バッテリーモジュールの小型化と実装面積・コスト削減>
BMSの電圧監視/高電圧モニター回路で使われる高電圧用チップ抵抗器:パナソニック ERAシリーズ
EVのバッテリーは、小さな電池セルの組み合わさったモジュールをさらに複数接続し高電圧を実現しています。このバッテリーのBMSの電圧監視に使われる高電圧モニター回路において、高電圧用チップ抵抗を見直す事で実装面積を半分に縮小しコスト削減効果を期待することができます。
以下は最高使用電圧1500Vのバッテリーを設計するあるお客様の従来型設計を高電圧用薄膜抵抗器(ERAシリーズ)に置換えた事例です。
今回は薄膜抵抗器(ERAシリーズ)の耐高圧による実装面積削減の例をご紹介しましたが、次回は当シリーズの更なる特徴である業界最高クラスのESD対策や温度特性などについてもご案内予定です。
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