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格安スマートブレスレットをLoRaWANと繋ぎ IoTヘルスケア端末に (その1)

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この動画は市販の格安スマートブレスレットとラズパイでスマートヘルスケア端末システムを構築している様子です。
スマートブレスレットが取得する脈拍や血圧などのデータを、ブルートゥース接続したRaspberry Piを通じてクラウド上に蓄積させスマホから確認することができます。 

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このシステムにLoRaWANネットワークサーバー 「The Things Network」を活用することでお手軽低コストなシステムを構築することができます!以下にこの開発に至った経緯と開発の過程をお話します。

今年はじめ、原因不明の咳が続きました。精密検査をおこなった医師からのアドバイスとしては、“特に異常はみつからないが少し血圧が高い。毎日血圧を測ったほうがいい ” といものでした。

さっそく血圧計を購入しようとしたのですが、一般的によくみる腕を挟み込み空気を送りこむ形式のもだと毎日朝血圧計を腕に巻くのはとても億劫ですし携帯性にも向きません。そこで Apple Watch等のスマートウォッチや Fitbit等のフィットネストラッカーといったスポーツ向けウェラブル端末も調べましたが、いずれも2万円以上と高価な上、どちらのウェアラブル端末も血圧測定機能はサポートされていませんでした。

そこでAmazonでスマートウォッチやフィットネストラッカーに関する商品を検索してみるとスマートブレスレットという商品で血圧と心拍数の両方を測れ3,599円というコストパフォーマンスの良いウェアラブル端末が見つかりました。

そのウェアラブル端末は、Amazonサイトから購入したユーザーの評判もとてよかったので、試しに買いました。 下記のitDEALというブランドのスマートブレスレットです。

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スマートウォッチ1台で活動量計とハートレートモニターとスポーツウォッチの3役を果たします!

  • 活動量計:歩数、移動距離、消費カロリーを記録し、ウォーキングとランニングの効 果をモニターします。目標値を設定して、トレーニングを楽しみながら健康な生活を送りましょう。
  • 心拍計:心拍数をモニターすることで、より合理的なトレーニング計画を作成します。オート/マニュアルモードの切り替えができます。
  • 自動睡眠計:自動的に深い眠りと浅い眠りの時間を記録します。専用アプリで睡眠データを分析できるので、睡眠の質の改善に役立ちます。
  • 長時間座るのを自動注意:設定した時間帯に振動で注意を喚起します。
   
  • 血圧・血中酸素測定:小型ながら血 圧、血中酸素、呼吸頻度などを簡単に測定できます。より健康的に快適な毎日をお過ごしいただくための情報を提供いたします。
  • 着信通知:電話、SMS、Facebook、Twitter、WhatsApp、Lineなどをバイブレートで注意させます。
  • 遠隔カメラリモート:遠隔カメラモードでスクリーンをタッチすることで写真が撮影可能です。
  • 携帯探し:警報声の発生源を基にしてスマホを探すことができます。
  • データ同期や分析:Bluetooth接続中でデータを同期し、毎日の運動量を基準にグラフ化で表示します。
   

商品仕様
心拍数センサー:光電式赤外線光センサー
運動センサー:6軸重力加速度センサー
サイズ(ディスプレイ):0.86" OLED
バッテリー規格:80mAhリチウムイオン電池
充電時間:1.5H
バンド材質:TPU
防水規格:IP67
Bluetooth規格:V4.0
対応スマホOS:Android4.4、iOS8.0以降

情報参照元: こちら

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専用スマホアプリ “Wearfit”を自動ダウンロードできるようにQRコードがマニュアルに印刷されています。”Wearfit“というスマとアプリは下記のような機能となります。

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さらにこのスマートブレスレットは、AppleヘルスケアアプリやGoogleフィットとともデータソースが連携できるようです。私は、iPhoneを使っていますのでAppleヘルスケアアプリにスマートブレスレットで測定・収集したデータを連携できました。

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Appleヘルスケアアプリは、週、月、年ごとにソートできますので自分の体調の見える化が可能です。このスマートブレスレットをしたせいか? 生活が規則的になり今は身体の調子もよくなり、咳き込むこともなくなりました。

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1か月間スマートブレスレットを使用した時点で、スマートブレスレットの機能に個人的には充分満足しました。

 そこでふと考えました。この端末とLoRaWANネットワークサーバ「The Things Network」を連携しIoT化されることで面白いサービスができるのではないだろうか? The Things Networkの国内推進を担うアンバサダーである私の活動としてぴったりではだろうか? そこから私の試行錯誤がはじまりました。 - その2へつづく

*The Things Networkサイト

LoRaWAN v1.1に関してはこちらをご参照ください。

The Things Network Japanサイト

The Things Network Japanアンバサダーをしております。 よろしくおねがいします。 www.crijapan.jp