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今回は産業機器市場で活躍しているPanasonicの隠れた高シェア商品「PhotoMOS(フォトモス)リレー」をご紹介します。本記事は下記3部構成です。設計者の皆様へのお役立ち情報を解説していますので是非ご覧ください。
1. PhotoMOSリレーとは何か?
2. 新商品「PhotoMOSリレー CC TSON 1b接点タイプ」のご紹介
3. 新商品の想定アプリケーション例
1.PhotoMOSリレーとは何か?
早速ですが、『PhotoMOSリレー』をご存知でしょうか?PhotoMOSリレーとは『半導体リレー』、『MOSFETリレー』、『無接点リレー』と呼ばれるリレーの一種です。
詳細情報はこちら!
メカニカルリレー(有接点リレー)と比べ、長寿命、高速動作、小型という特長があります。実はパナソニックのPhotoMOSリレーはグローバルシェアNo.1商品です。この度、業界最小サイズ(※)の新商品を発売しました。(※)2022年5月現在、当社調べ(容量絶縁方式PhotoMOSリレーとして)
2.新商品【PhotoMOSリレー CC TSONパッケージ 1b接点タイプ】のご紹介
特長は【小型】【低消費電流】【高温動作】の3点です。
商品ページはこちら!
では、順番にご説明します。
【小型】
b接点で容量絶縁方式採用の業界最小サイズである 縦1.95×1.80×0.8mmを実現しています。数字だとイメージが伝わりにくいかもしれませんが1円玉と比較すると以下のサイズ感です。
実装面積ではPhotoMOSリレーでは一般的なSOP4パッケージ品の約1/8以下となっています。また電圧駆動タイプで外付け抵抗も不要ですので、部品点数を削減でき、実装面積の省スペース化が達成できます。
【低消費電流】
入力電流は、当社従来品(推奨5mA)に対し、最大で約25分の1以下となっています。(以下ご参照)
・入力電圧5.0V:入力電流 最大0.2mA(平均 0.09mA)
・入力電圧3.3V:入力電流 最大0.1mA(平均 0.04mA)
このため、低消費電力化が求められるバッテリー駆動機器への搭載に適しています。
【高温動作】
動作保証温度は当社従来品85℃に対して、105℃まで保証しており、従来よりも高温環境下での使用を可能としています。
また、既に発売中の「PhotoMOSリレー CC TSON 1a 接点タイプ」と1b接点タイプをセットでご採用頂くことで切接点(C接点)のような使い方が可能となります。(但し同時ONしないように動作タイミングは注意が必要です。
3.新商品の想定アプリケーション例
では実際にどのような使われ方、アプリケーションに適しているかご紹介します。「小型」「低消費電力」「高温動作」という特長を活かした使い方が想定されます。
【小型】ウェアラブル機器
ウェアラブル機器は日々小型化が進んでいるため、搭載部品の小型化は重要なポイントです。
【低消費電流】セキュリティ機器
数日から数ヶ月規模で電源が入り続けるケースも多くあり、バッテリー消耗を抑える低消費電力化は重要なポイントです。
【高温動作】PLC(Programmable Logic Controller、プログラマブルロジックコントローラ)
デジタルデバイスの性能向上に伴い、PLCも外形サイズを維持しつつ、チャンネル数増加のニーズがあります。ただし、その場合多数の部品が密集することで生じる熱対策の課題解決が必要、、また周辺CPUなどの発熱の影響を受けない回路設計が求められており高温動作保証は重要なポイントです
■最後に
ここまで記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。もし何か気になることやお問合せがありましたら、お気軽にこちらよりご連絡下さい。
【関連情報】
半導体リレー機能の設計を簡単に!パナソニックの「MOSFETドライバ」Vol.1
半導体リレー機能の設計を簡単に!パナソニックの「MOSFETドライバ」Vol.2
以上