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Webツールで仕様解釈の誤りや凡ミスをゼロに
バッテリ駆動の機器や電源供給に制約のある機器の開発では、消費電力が問題となります。例えば、仕様策定時の見積もりが不十分で、「目標の消費電流値を超えてしまった」という話はよく聞きます。
組み込み機器には低消費電力を要求されることが多く、その設計・実装については、勘所を把握している必要があります。しかし、勘所を把握するには、消費電力を考慮した設計・実装を数多く手がける実務経験が欠かせません。実務経験が少ないと、消費電力の評価を手際よく進められなかったり、ケアレスミスを起こしたりすることがあります。
特にマイコンでは、組み込まれたソフトウェアの動きによって消費電流が変化します。ハードウェア開発とソフトウェア開発を別々に進めているようなケースでは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた電流計測が開発の終盤となってしまうこともあります。開発終盤で実測した消費電流値が当初見積もり値よりも大きくなってしまった場合、消費電流値を当初見積もり値に合わせるには非常に多くの工数がかかります。
図1: Renesas Engineer School
- 電子回路入門
- 組み込みシステムを学ぶために - デジタル回路入門
- 今さら聞けない「論理回路」 - マイコン入門
- レッツトライ!「組み込みプログラミング」 - 電子工作入門
- 初めての「モノづくり」に挑戦! - マイコン活用基礎
- これを知らずにマイコンは使えない!「周辺機能」を学ぼう - シミュレータ徹底活用
ルネサス エレクトロニクスはこのような課題を解決するために、仕様策定時など開発の序盤から実測に近いかたちで電流を計測する方法を検討してきました。
開発スケジュールの重大な遅延を招き得るこうした問題に対処するため、ルネサス エレクトロニクスは消費電流を評価するための2種類のツール「消費電流計算ツール」、「消費電流シミュレータ」を、RL78マイコンユーザ向けに無償で提供しています。これらのツールは “Renesas Engineer School” に掲載されています。詳しくはこちら: シミュレータ徹底活用
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