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私たちが機器を操作するために必要となるスイッチ。中でも、タクタイルスイッチは、ICT、車載、民生機器に至るまで、様々な用途に使用されています。一般的には、タクタイルスイッチ、タクティールスイッチ、プッシュモーメンタリースイッチなどと呼ばれていますが、パナソニックでは独自の商品名「ライトタッチスイッチ」としてご提供しています。
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今回は、用途や機器に合わせ最適なスイッチを選ぶために必要な「ストローク」に着目し、ストローク別にスイッチの特長と使用事例をご紹介していきます。
本題に入る前に、ここで「ストローク」について解説します。ストロークとは、スイッチをONさせる時の ”押し込みの深さ” のことです。図1に示すとおり、スイッチOFF時の押していない状態から、スイッチをONさせて最後まで押し込んだ状態までの移動距離を指します。
この押し込みの深さに応じて、「短ストローク」、「中ストローク」、「長ストローク」の3種類に区分されています。一般的なストロークの区分を図2に示しました。短ストロークは0.10~0.25mm、中ストロークは0.30~0.90mm、長ストロークは1.0mm以上と分類しています。図2に示したとおり、ストローク(押し込みの深さ)とスイッチの形状は比例する傾向にあり、例えばストロークが長いと、その分の押し込み距離が必要になるため、スイッチの形状も大きくなります。
<図1>
<図2>
▼一般的なストローク区分
ストロークの確認ができたところで、具体的に、どのストロークのスイッチを選定するのが良いのか?
私たちの身近な製品における使用事例とともにご紹介します。
【短ストロークのスイッチ】
短ストロークのスイッチは、スイッチを連続で操作することを想定して、素早く押せるスイッチが欲しいというニーズや、スイッチを搭載しても、機器のフラットな形状などデザイン性を重視したいというニーズに適しており、ICT製品、ヒアラブル端末、電化製品、ドキュメント機器、計測器などにおすすめです。
※使用事例
【中ストロークのスイッチ】
中ストロークのスイッチは、 頻繁に操作しても、疲れにくいスイッチが欲しいというようなニーズに適しており、 アミューズメント機器などにおすすめです。
※使用事例
【長ストロークのスイッチ】
長ストロークのスイッチは、確実に押さなければONしないため、操作ミスや誤動作を防ぎたいというニーズに適しており、家電製品や車載製品などにおすすめです。
※使用事例
さて、ストローク別のスイッチの特長と使用事例をご紹介してきましたが、スイッチの選定には、ストローク以外にも、操作方向、実装方法、操作バリエーション、用途や機器のコンセプトに合わせた最適な操作感触などが重要になります。
パナソニックでは、形状・特性など多種多様なバリエーション展開で設計ニーズにお応えするスイッチを取り揃えています。商品選定時にお役立ちするスペック条件検索、比較表、アプリケーション検索の情報も、是非ご確認ください!
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