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皆さん、こんにちは。
本テーマも第三回目(最終回)になります。
さて、前回エッチングが完成したPCBを使って、部品実装から製品の完成まで進めていきたいとおもいます。
先ず最初に、エッチングが完成したPCBには感光膜が残っています。それを下記のいずれかの方法で除去します。
・「フラックスクリーナー」で拭き取る。
・そのまま再度露光し、現像液に漬けて溶かす。
・スチールウールやクレンザーなどでこすり落とす。
私の場合は~フラックスクリーナーの代わりに、自動車用のパーツクリーナーを使ってこすり落としました。
左は感光膜あり。緑色をしています。右は感光膜をこすり落としました。銅が綺麗に出ています。
次に部品を挿入する穴を開けます。
部品のリード径を考慮して、今回は0.8mmの穴にしようと思います。
なんと!100円ショップに『ミニルーター用 超精密ドリルビット』が売っていました。
見つけた人はラッキーです!
ガラスエポキシ素材のPCBに穴を開ける分には、良好な切れ味でした。
ハンドドリルで部品のランドを壊さないように穴あけです。部品点数が少ない簡単な基板とはいえ、案外穴の数はかなり多いです。途中から目の焦点が合わなくなりました・・・
これでPCBの完成です!おめでとう~
さぁ!電子工作の醍醐味!?部品実装・半田付けへ進みましょう。
おっと。実装するまえに一作業あります。
後で割り付けした基板を切り分ける為に、定規を当てて表裏ともカッターで何回かスジを入れておきます。
部品実装が完了してから、PCBをポキッっと折って分離する為です。
では実装していきましょう。背の低い部品から実装していくのが良いでしょう。
実装が完了しました~。やった!!
フィルムコンデンサは、音響マニアの間では評判!?のWIMA社製です。
電解コンデンサも、オーディオ用のハイグレード品(MUSE)です。
組み立て作業に入りましょう。
ここで使用する部品は下記の通りです。
・3.5φ4極ピンプラグ&4芯ケーブル
・3.5φ ステレオジャック
・6.3φ 2極ジャック
・内部配線用ケーブル
・ケース
先ずケースの加工です。今回用意したケースは、100円ショップに売っているクリップやピンが入っているプラケースを再利用しました。
開ける穴は3箇所。ジャック2箇所と4極ケーブル用の1箇所。
4極ケーブルは、またまた100円ショップで売っているRCAピン(赤/白/黄)⇔4極プラグを切断して使用すれば、別途4芯ケーブルを用意する必要が無くて大変お得です。
早速、試してみましょう!
ちゃんと動いています。凄いですね~楽しいです。
スマホで、アンプ&エフェクターとは・・・文明の進化には驚きです。
完成したものの・・・ケースの大きさとか・・・ケースのデザインとか・・・ケーブルの太さとか・・・ケーブルのしなやかさとか・・・が気に入らない!
よし、2号機を作るぞ!(基板はいっぱい有るし~♪)
今度のケースは、フリスクのケースを使用します。ただし、高さが合わないので高さを増やしたフリスクケースを作ります。
ケーブルについても細くして、4極プラグもL字型の方が使い勝手が良さそうなので改良します。
1.フリスクの空きケースを2つ用意します。(下ケースは2個とも、上ケースは1個のみ使用します)
3. 続いて、一つ目の下ケースの底面を切り取ります。(ノーマルの下ケースとの比較ですwww)
3.二つ目の下ケースの高さを低く加工します。両ケースにギタージャック穴も開けます。(一番背の高い電解コンのギリギリを狙います)
4.二つを合体させるのですが、特別な作業は面倒なので内側をアルミテープでつける事にしました。(ノイズ対策になれば良いな~と淡い期待を込めて・・・)
さぁ!ケースが完成しました!!
次に、4極ケーブルに4極プラグを半田付けするのですが、非常に狭いところに4箇所半田付けはとても難しかったです(汗)
部品を仮置きしながらケーブルの長さを決めてそれぞれの部品を半田付けします。
どうですか~組みあがりました! たまには蓋を開けて中のPCBを見たいと思いスライドで開けられる機構は残しました(笑)
(ケースの高さ!電解コンデンサの高さにピッタリwww)
完成!!感無量です!(ToT)
一号機との比較。どうですか?進化してますか?
よーし。新型機で遊んでみましょう!
ヘッドホンとギターをつなげて~♪
いや~楽しいです。
自分で作ったものですから、楽しさ倍増ですよ。
最後までご覧頂きまして有難うございます。
皆さんも是非!電子工作にチャレンジしてみてください。
また次のテーマの時には、よろしくお願い致します。
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