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こちらの英語記事の翻訳です。
Raspberry Piを利用して、BBC Radio 4のみを受信するインターネットラジオを作成してみました。
チューニング機能?プリセット機能?いったい誰がこんなものを欲しがるというのでしょう!私に言わせれば、聞く価値がある放送はRadio 4だけですから。
私は、上に書いたように、電源・音量のみコントロール可能で、必要のない雑音を取り除くことができる、Radio 4にチャンネルを固定したネットラジオを自分で作ることに決めました。
構造
今年初めに訪れたフリーマーケットで、リチャード・アランによって1950年代に作られたスピーカーを拾いました。キャビネット・スピーカー・ステップアッテネータ・入力端子から構成されており、内側には多くの隙間が存在していたため、Raspberry-Piによって駆動するネットラジオに改造するのに理想的な構造でした。
上の写真に写っている、古いステップアッテネータが取り付けられたキャビネットを取り外し、その隙間にコンビネーションスイッチとポテンショメータを取り付ける準備ができました。Raspberry Piから出力された音声を、スピーカーから直接流すことはできないため、別途アンプが必要となります。
使用したのは、TDA2030 アンプICとRSコンポーネンツで注文した部品およびプリント基板です。部品表などに関する詳細は、こちらのDesignShare projectをご覧ください。
Raspberry Pi用の電源として、5V の出力を備えたDC-DCコンバータを0側に接続し、+側にはアンプの電源供給用レールを接続しました。
残念なことに、Raspberry Piがキャビネットの土台に上手くフィットしなかったため、映像・音声出力用ソケットを取り除くことにしました。
今回は、一つのスピーカーとモノラルアンプしか無いため、抵抗を用いて左右のチャンネルをミックスしモノラルにしました。
電源ランプ・変圧器・電源供給用基板・Raspberry Pi・アンプを全てキャビネットに格納し、DC電源とオーディオ接続をはんだで接続しました。
最後に、メインリードを電源スイッチに接続しました。
背面カバーには、ヒューズホルダー・メインリード・ストレインリリーフ・RJ45ソケットが装備されていて、有線のインターネット接続が使えるようになっています(Raspberry Piにも無線LANアダプタがUSB接続されています)
ソフトウェア
ソフトウェア部分の構成は、これ以上できないというほどシンプルなものです。InitスクリプトでMplayerを起動し、BBC Radio4に対応するURLを指定します。これだけです!Mplayerのコマンドラインは次のようになっています。
mplayer -playlist “http://bbc.co.uk/radio/listen/live/r4.asx“
結果
上の動画はラジオが動作している様子です。Raspberry Piが起動するまでには約40秒かかり、起動している間は、1980年代のPCがテープからソフトを読み込んでいるようなノイズがします。
このノイズは、Raspberry Piからモノラル音声を引っ張り出した際に、オーディオソケットと抵抗を取り除き、プリント基板に直接ケーブルをはんだ付けしたことが原因だと思います。いずれにしても、Raspberry Piがブートを行っている間に何かが起こっているのでしょう。