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安全回路の構築に欠かすことのできない安全リレー
工作機械、ロボット、安全リレーユニットやPLC(機械や設備の制御装置)などの産業機器。
これらの機器における電気回路の設計時に重要なポイントとなるのが安全規格です。安全規格については、国際規格のひとつ「ISO13849-1」が2006年に改訂されて以降、各種機器の安全性を「機能性」と「信頼性」の面から規定しようとする流れになりました。このような動きをうけ、産業機器における安全回路の構築には、従来に比べ、構成部品の種類や設計方法の選択肢が拡大しています。
さて、ISO13849-1では、安全指標として ①カテゴリ、②パフォーマンスレベル(PL)、③安全インテグリティレベル の3つの指標があり、用途や商品によって、さらにランクを設定することになります。各安全指標とランクを満足させるための一例として、【図1】に示すような構成部品があります。これらの構成部品の中で、安全リレーはどの指標でも求められる重要な位置づけと考えられます。
【図1】 構成部品の一例
強制ガイド接点機構を備えている安全リレーは、機器の安全回路の構築に適しています。主に ①用途、②接点仕様、③動作機能、④コイル電圧、⑤取り付け方法等によって適した安全リレーを選定します。「使用環境」や「要求事項」によって選定基準が変わる場合があるので、お客様の希望を細かく把握することが最適なリレーの選定につながります。選定時のお役立ち情報として、以下をご参考にしてください。
パナソニックの安全リレー
パナソニックでは、図2に示すラインナップを取り揃えご提供しています。バリエーション豊富な接点構成の商品と、高さを抑えた「フラットタイプ」、実装面積の低減を実現する「スリムタイプ」を取り揃え、お客様の選定にお役立ちする商品群として展開しています。
【図2】パナソニックの安全リレー ラインナップ
このような中、新たなラインナップとして、2020年10月に新商品「SF-Mリレー」の発売を開始しました。昨今、産業機器、ロボット、セーフティモジュール向けの安全回路で要求されている低背・小型、複数回路の切り替えにお応えできる1a1b接点の安全リレーで、強制ガイド接点構造でIEC61810-3を取得、安全規格にもお応えします。低背・小型なので制約あるスペース内への搭載が容易で、複数の構成部品と組み合わせてご使用いただく場合に適した安全リレーです。機器や回路設計の薄型・省スペースのニーズにお応えします。是非、ご検討ください。